東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 量子イノベーション協創センター

2017年 1月号 No.112

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1【機構活動】●2月22日に第8回PIセミナーを開催します
2【受賞情報】●野村先生がPCOS 2016 論文賞を受賞しました
3【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
4【先端融合】●文科省・先端融合プロのH28年度版パンフレットが完成しました
5【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
6【掲載論文】●機構メンバーの発表論文の一部を紹介します
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☆★☆記事内容★☆★
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1【機構活動】●2月22日に第8回PIセミナーを開催します
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★機構は2月22日(水)15時から17時半まで東京大学生産技術研究所An棟3階大会議室 (An301/302)で「第8回フォトニクス・イノベーション(PI)セミナー」を開催しま す。同セミナーはNEDOの「超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術」プ ロジェクトに関わる成果普及と人材育成を担う「フォトニクス・イノベーション共創 プログラム」に基づいて行われる今年最初のセミナーです。昨今、I o Tとクラウド コンピューティングの普及により、ますます大容量・高速化が求められるデータセン タのトラフィックとデータ処理へのフォトニクス技術の展開を取り上げます。

 今回のセミナーでは「次世代データコムに向けたフォトニクス技術」をテーマに、 日本オクラロの井上宏明執行役員兼CTOが「次世代データコムに向けたフォトニクス 技術」、東京工業大学の西山伸彦准教授が「Inter/Intraチップ光回路に向けた異種 基板接合半導体レーザ技術」と題して、それぞれ講演を予定しております。皆様のふ るってのご参加をお願いいたします。

 ↓↓↓詳しくは↓↓↓
   http://picc.iis.u-tokyo.ac.jp/eventdetail/photonics-innovation-seminar-8th/

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2【受賞情報】●野村先生がPCOS 2016 論文賞を受賞しました
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★野村政宏准教授が11月24日(木)から2日間、神奈川県熱海市で開かれた相変化研 究会(PCOS)主催による「第28回相変化研究会シンポジウム(PCOS 2016)」でPCOS 2016 Best Paper Awardを受賞しました。受賞講演テーマは“Phonon engineering by phononic crystal nanostructures”です。

 ↓↓↓詳しくは↓↓↓
 http://www.jpcos.jp/

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3【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
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★田中雅明教授らが?−?族半導体で初のn型強磁性半導体を実現し、それが伝導帯 に大きな自発的スピン分裂を持つことも初めて観測した成果が報道されました。これ によりスピン自由度を利用した様々な半導体デバイス実現に道を開くことが可能にな ります。この成果論文は12月19日付のNature Communicationsに公開されました。
 ◎日刊工業新聞 12月26日付17面 スピン分裂持つ電子の状態観測 東大など

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★染谷隆夫教授らの成果である有機半導体回路に適用するAgインク技術が日経エレク トロニクス1月号のインクからエレクトロニクスの技術動向特集の中で紹介されまし た。伸長率が215%でも断線しないため、生体センサへの応用が期待されています。
 ◎日経エレクトロニクス 1月号 12月20日発行
                 Breakthrough 第2部:技術動向
                   インクからエレクトロニクス
                 室温で導通するAgインク
                 Cuは酸化への対処で競う

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★「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の山本喜久プログラム・マネー ジャーが進める「人間量子脳」プロジェクトの成果であるイジングマシンが日刊工業 新聞の量子コンピューターの特集企画記事に紹介されました。
 ◎日刊工業新聞 1月1日付24面 実現迫る量子コンピューター
                 「最適化問題」を解く
                  創薬・新材料など瞬時に探索
                  社会の課題解決に威力

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★古澤明教授の成果がNHKのニュース7で紹介されました。「夢のコンピューター」実 現への一歩として、古澤教授らの量子テレポーテーションを用いる量子コンピュー ターに向けた最近の研究成果が紹介されました。
 ◎NHK 1月3日19時 ニュース7
  http://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/1924/1025099/
  http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/260401.html

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4【先端融合】●文科省・先端融合プロのH28年度版パンフレットが完成しました
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★文科省のイノベーションシステム整備事業・先端融合領域イノベーション創出拠点 形成プログラムのH28年度成果事例集が完成しました。平成18年度から20年度まで採 択された全12拠点の代表的成果がまとめられています。当拠点も量子ドットレーザと 網膜走査型レーザアイウェアの2点が代表的イノベーション成果として紹介されてい ます。このパンフレット入用の方は機構事務局まで連絡下さい。

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5【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
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★5月14日(日)−19日(金)「Conference on Lasers and Electro-Optics 2017 (CLEO 2017)」(@San Jose Convention Center, San Jose, California, USA)
 http://www.cleoconference.org/home/

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★5月21日(日)‐25日(木)「IEEE International Conference on Communications (IEEE ICC 2017)」(@ Palais des Congres, Porte Maillot, Paris, France)
 http://icc2017.ieee-icc.org/

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★5月30日(火)−6月2日(金)「The 61st International Conference on Electron, Ion, and Photon Beam Technology and Nanofabrication(EIPBN 2017)」 (@Walt Disney World Coronado Springs Resort, Orlando, FL, USA)
 http://eipbn.org/

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6【掲載論文】●機構関係者の論文情報を紹介します
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★H. Qiu, K. Takeuchi, T. Mizutani, Y. Yamamoto, H. Makiyama, T. Yamashita, H. Oda, S. Kamohara, N. Sugii, T. Saraya, M. Kobayashi, T. Hiramoto,
"Statistical write stability characterization in SRAM cells at low supply voltage"
IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES Vol.63 Iss.11 4302-4308 DOI: 10.1109/TED.2016.2612678 Published: NOV 2016

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★YK. Wakabayashi, K. Okamoto, Y. Ban, S. Sato, M. Tanaka, S. Ohya,
“Tunneling magnetoresistance in trilayer structures composed of group-IV-based ferromagnetic semiconductor Ge1-xFex, MgO, and Fe"
APPLIED PHYSICS EXPRESS Vol.9 Iss.12 123001 DOI: 10.7567/APEX.9.123001 Published: DEC 2016

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★S. Ono, T. Ushiku, H. Onodera, H. Mizutani, M. Ikemura, N. Yamamichi, M. Fujishiro, T. Someya, M. Fukuyama, K. Koike,
"Transparentization technology enables us to reconstruct three-dimensional histopathological structure of gastrointestinal mucosa non-destructively: A porcine model study"
JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY Vol.31 274-275 3 Meeting abstract 1267 Published:NOV 2016

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★IV. Borzenets, F. Amet, CT. Ke, AW. Draelos, MT. Wei, A. Seredinski, K. Watanabe, T. Taniguchi, Y. Bomze, M. Yamamoto, S. Tarucha, G. Finkelstein,
"Ballistic graphene Josephson junctions from the short to the long junction regimes"
PHYSICAL REVIEW LETTERS Vol.117 Iss.23 237002 DOI: 10.1103/PhysRevLett.117.237002 Published: DEC 2 2016

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★T. Szidarovszky, K. Yamanouchi,
"Photodissociation dynamics of weakly bound HeH2+ in intense light fields"
PHYSICAL REVIEW A Vol.94 Iss.6 063405 DOI: 10.1103/PhysRevA.94.063405 Published: DEC 6 2016

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★T. Ito, T. Otsuka, S. Amaha, MR. Delbecq, T. Nakajima, J. Yoneda, K. Takeda, G. Allison, A. Noiri, K. Kawasaki, S. Tarucha,
"Detection and control of charge states in a quintuple quantum dot"
SCIENTIFIC REPORTS Vol.6 39113 DOI: 10.1038/srep39113 Published: DEC 15 2016
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■【編集後記】年明け後、早一か月が過ぎ、春の訪れを感じられるこの頃です。少し 前になりますが、中央公論2月号の「国立大学は甦るか」という特集題目に引かれ て、買い込んで読みました。五神総長のインタビュー記事“学長の権限強化は特効薬 ではない”という見出しにも誘われたわけです。読んでみると必ずしも見出しに書か れていることが主題というより、 “知が崖っぷちに立たされている”など、大学の 本来の使命をいろいろ主張されており、考えさせられました。同じ特集で東北大学の 里見進総長もインタビューに答えていましたが、「基礎的な予算すら先細る日本の大 学で、学長権限だけ強化されてもできることは少ない」と懐疑的です。見出しに引き 付けられて読む好例と言えるかもしれませんが、大学のおかれている状況を一考する 良い機会になったと思います。(O)
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■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
├ http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/
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