東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 量子イノベーション協創センター

2020年 2月号 No.144

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1【機構活動】●4/22から3日間、パシフィコ横浜でICNN 2020を開催します
2【受賞情報】●野村准教授が2/18に第16回日本学術振興会賞を受賞しました
3【会議報告】●Q-LEAP第2回シンポが1/14に開催されました
4【会議報告】●2019年度光産業技術シンポが2/19に開かれました
5【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
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☆★☆記事内容★☆★
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1 【機構活動】●4/22から3日間、パシフィコ横浜でICNN 2020を開催します
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★機構は4月22日(水)から3日間、横浜市のパシフィコ横浜で国際会議
「International Conference on Nano-photonics and Nano-optoelectronics(ICNN
2020)」(組織委員長=荒川泰彦東京大学特任教授)を開催します。同会議は4月20
日(月)から同所で開催される光学分野の総合国際会議「Optics & Photonics
International Congress 2020(OPIC 2020)」を構成する専門会議の1つで、海外か
らの招待講演を含め、ナノフォトニクス、ナノ光電子分野の最先端話題について討論
します。

 OPICは2012年に第1回が開催され、今回が9回目。OPIC 2020はICNN 2020など、15の
専門会議から構成されるほか、企業中心の展示会「OPTICS & PHOTONICS
International Exhibition 2020(OPIE 2020)」も併催され、産業界、学界相互の連
携により、光技術・光産業の振興に向けた、日本最大の光関連国際会議と位置付けら
れています。

 ICNN 2020はナノ構造における光と物質間相互作用の基礎やシリコンフォトニク
ス、バイオフォトニクス、量子ドット・ナノワイヤ、フォトニック結晶など、ナノ構
造における最先端の光関連分野の話題について海外からの研究者も交えて討論しま
す。

↓↓↓詳しくは↓↓↓
http://www.icnn.iis.u-tokyo.ac.jp/

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2【受賞情報】●野村准教授が2/18に第16回日本学術振興会賞を受賞しました
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★野村政宏准教授(生産技術研究所)が2月18日(火)に東京・上野の日本学士院で
行われた第16回日本学術振興会賞授賞式で同賞を受賞しました。昨年12月24日(火)
に日本学術振興会が選考結果を公表し、野村准教授ら24名の若手研究者への授賞が発
表されました。授賞式当日は、秋篠宮ご夫妻も出席し、受賞者らに励ましの言葉が述
べられました。野村准教授への授賞理由は「フォノニックナノ構造を用いた熱流制御
とその環境発電応用」です。東京大学新聞、科学新聞が同賞の授賞を報じています。

 同賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階か
ら顕彰することで研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより我が国の学術研
究の水準を世界のトップレベルに発展させることを目的としています。野村准教授の
受賞対象となった研究は、フォトンとフォノンの類似性を切り口とし、光学を手本と
した固体中の高度な熱伝導制御によって、新しい概念と技術を創出したものです。ナ
ノ構造を用いて、熱の波動性に基づく干渉を用いた熱伝導制御に成功し、また、本来
方向性なく拡散する熱をナノスケールで顕在化する弾道性を利用することで、熱に指
向性を与えられることを提案、実証したことなどが評価されました。超スマート社会
を支える熱電環境発電への期待から、固体材料における熱伝導の制御技術に大きな注
目が寄せられ、「フォノンエンジニアリング」と呼ばれる新たな研究分野として、そ
の発展が期待されています。

↓↓↓詳しくは↓↓↓
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/ichiran.html
◎東京大学新聞 1月14日付2面 理学系・西増准教授が受賞へ
               日本学術振興会賞 生研・野村准教授も
◎科学新聞   1月31日付4面 第16回日本学術振興会賞に24氏
               世界トップの研究 展開期待

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3【会議報告】●Q-LEAP第2回シンポが1/14に開催されました
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★文部科学省主催による「光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)第2回
シンポジウム」が1月14日(火)に東京・京橋の東京スクエアガーデンで開催されま
した。量子科学技術を駆使して非連続な課題解決を目指すQ-LEAPプログラムが2018年
度に発足して1年が経過し、先駆的な研究成果が創出されつつあることから、3つの技
術領域のFlagshipプロジェクトにおけるネットワーク型研究拠点の状況および研究進
捗状況を報告する機会として開催され、多くの参加者で会場が埋まりました。

 主催者を代表して菱山豊文部科学省科学技術・学術政策局長が「最近、量子技術が
注目を集めており、このQ-LEAPもトップサイエンティストを結集し、研究開発に取り
組んでいる。年末に京都で開催した国際連携のシンポを機に国際協力・人材育成の拡
大を進めるなど、確実に量子イノベーションを進めていきたい」と開会の挨拶を述べ
ました。続いて来賓あいさつに立った小林喜光三菱ケミカルホールディングス取締役
会長は「量子技術はAI、バイオとともに3つの重要課題の一つと位置づけられ、日本
でも産学連携が模索され始めている。さらに産学官連携の加速を期待される中で、
Q-LEAPは重要課題で、民間を呼び込む重要なプロジェクト。10年後の実用化を期待し
たい」と期待をにじませました。続いて内閣府の奥篤史内閣府政策統括官(科学技
術・イノベーション担当)付企画官から策定中の「量子技術イノベーション戦略につ
いて」の概要説明を行いました。

 基調講演は、香取秀俊東京大学教授が「光格子時計」をテーマに行いました。「20
年目の光格子時計」と銘打ち、光格子時計のプラットフォームを考え始めた頃や応用
面でも飛躍的な展開があったと、単なる量子ネイティブから相対論ネイティブに、基
礎物理定数書き換えの可能性も秘めているなどと言及しました。

 Q-LEAPの各技術領域の報告に移り、最初に量子情報処理分野のプログラムディレク
ターである伊藤公平慶応義塾大学教授から概況説明があり、「産業化のためのスター
トアップ資金であり、ムーアの法則に基づく計算能力を量子の力で補助する」などと
方向性を強調しました。Flagshipプロジェクトの超伝導量子コンピューターの研究代
表者である中村泰信理化学研究所チームリーダー(東京大学教授)からは「100量子
ビット以上の集積実装を目指し、それをオンライン利用できるようにする」と抱負を
含めて述べました。基礎基盤研究では量子ソフトウェアの山本直樹慶應義塾大学教授
から報告がありました。

 休憩をはさみ、量子計測・センシング領域のプログラムディレクターである荒川泰
彦東京大学特任教授が「社会実装の旗を立てることが求められ、学術と実用化の両
輪、人材育成と産学連携及び中間段階ではステージゲート評価を目指す」としまし
た。Flagshipプロジェクトである「固体量子センサの高度制御による革新的センサシ
ステムの創出」について、研究代表者の波多野睦子東京工業大学教授が講演しまし
た。次いで基礎基盤研究として竹内繁樹京都大学教授が「量子もつれ光子対を利用し
た量子計測デバイスの研究」について、講演しました。

 3つ目の次世代レーザーでは、プログラムディレクターの遠藤彰早稲田大学客員教
授が概況説明を行い、石川顕一東京大学教授がFlagshipプレジェクト「先端レーザー
イノベーション拠点―光量子科学によるものづくりCPS化拠点」について報告しまし
た。もう一つのFlagshipプロジェクト「先端レーザーイノベーション拠点―次世代ア
ト秒レーザー光源と先端計測技術の開発」について、岩崎純史教授が「次世代アト秒
レーザー光源と先端計測技術の開発」について代理で講演を行いました。

↓↓↓詳しくは↓↓↓
https://www.jst.go.jp/stpp/sympo/2019/q-leap.html

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4【会議報告】●2019年度光産業技術シンポが2/19に開かれました
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★光産業技術振興協会(OITDA)、光電子融合基盤技術研究所(PETRA)主催による
「2019年度光産業技術シンポジウム」が2月19日(水)、東京・新宿のリーガロイヤ
ルホテル東京で開催されました。「見えない世界を切り拓く 光イメージング・セン
シング技術」をテーマに、小谷泰久OITDA副理事長兼専務理事が「令和になって初の
シンポジウムであり、OITDAにとっても設立40周年最初のイベント」と開会挨拶しま
した。続いて経済産業省の菊川人吾商務情報政策局情報産業課長が「40年前といえ
ば、無線通信の第1世代が始まったころ。40年経ち、ようやく5G関係の政策が実りつ
つある。巻き返しは大変だが、今後、光技術はますます期待されます」と来賓あいさ
つを述べました。

 今回のシンポテーマに沿って、国立天文台水沢VLBI観測所の秦和弘助教より「イベ
ント・ホライズン・テレスコープ(EHT)によるブラックホールシャドウ初撮影」に
ついて基調講演がありました。招待講演では、産業技術総合研究所(AIST)センシン
グシステム研究センター(SSRC)の藤巻真副研究センター長が「センシング技術が作
る未来社会」について、オリンパスの五十嵐誠CTO統括室イノベーション推進・グ
ローバル担当は「内視鏡イメージング技術の新展開」と題して、最後に東京大学工学
系研究科の小関泰之准教授が2019年度に実施した光イメージング・センシング技術
ロードマップ作製の報告を兼ねた招待講演を行いました。

 休憩をはさみ、富士通の安島雄一郎プラットフォーム開発本部システム開発統括部
シニアアーキテクトから「スーパーコンピューターの動向と富岳について」と題して
世界のスパコンの開発状況含めて、日本の次期Flagship機である富岳の立ち位置など
について講演がありました。最後にPETRAの八重樫浩樹氏より「超低消費電力型光エ
レクトロニクス実装システム技術開発―5Gネットワーク向け超小型光トランシー
バー」と題して5G/IoTネットワークを支える光トランシーバーの最先端とその要素技
術など、PETRAが進めている開発状況について講演がありました。

 同シンポ終了後、OITDAの「2019年度 櫻井健二郎氏記念賞」の授賞式に移り、小谷
OITDA副理事長兼専務理事より、開式挨拶と同賞の紹介があり、同賞選考委員会委員
長の荒川泰彦東京大学特任教授より、受賞者の発表と授与が行われました。授賞対象
は「低しきい値・高速半導体メンブレンレーザの開発」で、日本電信電話(NTT)の
松尾慎治氏、硴塚孝明氏(現早稲田大学大学院准教授)、佐藤具就氏、武田浩司氏の
4名が受賞の栄誉に輝きました。

↓↓↓詳しくは↓↓↓
http://www.oitda.or.jp/
◎OPTRONICS 2月14日 第35回櫻井健二郎氏記念賞が決定
http://www.optronics-media.com/news/20200214/62842/

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5【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
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★QD Laserが金融機関3社と総額17億円の融資契約を締結したことが報道されまし
た。商工組合中央金庫、日本政策金融公庫、りそな銀行とそれぞれ10億円、5億円、2
億円計17億円の融資契約を締結したものです。この融資により、事業の加速化を図る
と同時に、資本構成を変更せずに財務安定化が図れるとしています。

↓↓↓詳しくは(プレスリリース)↓↓↓
https://www.qdlaser.com/news/438/
◎日本経済新聞 12月18日 QDレーザ、商工中金などから17億円の融資枠
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53501620Y9A211C1XY0000/
◎OPTRONICS 1月22日 QDレーザ,金融機関3社と17億の融資契約締結
http://www.optronics-media.com/news/20200122/62480/

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★染谷隆夫教授(工学系研究科)が11月13日(水)に第16回江崎玲於奈賞を受賞しま
したが、12月15日(日)、茨城県南西地域の高校生を対象とした同賞受賞者研究室訪
問が行われました。この高校生の受賞者研究室の見学は、6年前から行われていま
す。今回も当日、同地域の高校生10名が引率教員と共に東京大学浅野キャンパスの染
谷研究室を訪れた際の見学の様子が茨城新聞に報道されました。

↓↓↓(参考)↓↓↓
https://www.i-step.org/news/news-i30-u1.html
◎茨城新聞 12月27日付19面 県南西の高校生、最先端科学に触れる
              東京大大学院・染谷氏(江崎賞)の研究室見学

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★勝本信吾教授(物性研究所)が日本物理学会副会長として、国内研究機関による
「ヘリウム再利用を促す緊急共同声明」発表に立ち会った際のコメントが報道機関の
引用談話に取り上げられました。日本物理学会など、国内研究機関が同声明を12月20
日(日)に記者発表し、ヘリウム再生利用を促しました。勝本教授は同声明の担当者
として、多数の媒体に、記者会見のコメントが引用されたほか、日経産業新聞の「直
談・専門家に聞く」コラムにも取り上げられました。

↓↓↓詳しくは↓↓↓
https://www.jps.or.jp/information/docs/press_20191220.pdf
◎朝日新聞   12月31日付 3面 ヘリウム 世界的に不足
                ディズニーランド 風船が消えた日 
                医療・産業に不可欠
                学会、対策求め声明
◎科学新聞   1月 1日付 2面 「ヘリウムリサイクル社会を目指して」
                6学会、2連絡協議会、39研究機関が緊急声明 
◎日本経済新聞 1月 6日付15面 ヘリウム不足「深刻」
                日本物理学会、再利用訴え
◎日経産業新聞 1月 6日付 6面 ヘリウム不足、学会が対策訴え
◎日経産業新聞 1月15日付 6面 直談 専門家に問う
                ヘリウム不足 学会などが声明
                再利用促進へ規制緩和を
                東京大学教授 勝本 信吾氏

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★機構関係者が読売新聞科学欄のサイエンスReport 「挑む ミクロの世界」シリー
ズで2週に渡り、紹介されました。〈上〉の量子コンピューターでは、中村泰信教授
(先端科学技術研究センター)の超伝導量子コンピューターと古澤明教授(工学系研
究科)の光量子コンピューターへの取り組みをそれぞれ紹介しています。また〈下〉
では量子もつれ光を使い、光学限界を超えて解像度の向上を果たす研究を進める竹内
繁樹教授(京都大学)の研究を紹介しています。

◎読売新聞  1月 5日付21面 サイエンスReport 挑む ミクロの世界 〈上〉
              量子コンピューター 開発競争 日本の秘策は
              「回路の集積化」「光」で巻き返し
https://www.yomiuri.co.jp/science/20200104-OYT8T50032/
◎読売新聞  1月12日付17面 サイエンスReport 挑む ミクロの世界 〈下〉
  量子技術で「測る」が変わる
              地殻変動/網膜の診断…応用に期待
              「量子もつれ光」顕微鏡に
https://www.yomiuri.co.jp/science/20200111-OYT8T50075/

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★中村泰信教授(先端科学技術研究センター)とNTTの量子計算科学研究所の山本喜
久所長が「日本の量子コンピューターの研究開発を牽引する研究の第1人者に聞く」
として、日本経済新聞のインタビューを受けています。米国や中国の量子コンピュー
ター研究が先行している中、日本の同分野研究を牽引する両人に、開発の状況と展望
をそれぞれインタビューしたものです。
◎日本経済新聞 1月13日付11面 量子計算機 日本も挑む 
                研究の第1人者に聞く
                創薬など5年で応用
                NTT量子計算科学研究所 山本喜久所長
                本命方式で実現狙う
                東京大学 中村泰信教授
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO54277210Q0A110C2TJM000/

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★QDレーザの網膜直描型ウエアラブル端末「RETISSA Display」が、最新技術を駆使
して、視覚を拡張し、SF映画のような世界を現実化する視覚拡張技術が登場している
例の1つとして、日刊工業新聞に紹介されました。同紙が視覚拡張する技術トレンド3
つのうちのの1つとして、紹介されたものです。

◎日刊工業新聞 1月14日付25面 技術トレンド 視角拡張するテック製品続々
                さわれる空中映像
                パリティ・イノベーションズ社長 前川 聡氏
                網膜に直接投影
                QDレーザ社長 菅原 充氏
                文字読み上げる
                オトングラス社長 島影 圭佑氏

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★染谷隆夫教授(工学系研究科)、横田知之准教授らが液晶メーカーのジャパンディ
スプレィ(JDI)と共同で開発したシート型イメージセンサーの研究成果が報道され
ました。高感度な有機光検出器と高移動度な低温ポリシリコン薄膜トランジスタとを
集積することにより、高解像度と高速読み出しを両立した新技術です。これにより高
解像度が必要な生体認証向けの指紋や静脈の撮像と高速読み出しの両立が可能とな
り、生体認証とバイタルサインの同時計測が可能となり、「なりすまし」や患者取り
違えを防止する新たな機能を生み出すことが可能となりました。成果論文は1月20日
付のNature Electronics電子版に公開されました。

↓↓↓詳しくは(プレスリリース)↓↓↓
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_202001211046301426936978.html
◎日刊工業新聞 1月21日付23面 シート型イメージセンサー
               生体認証・情報を同時計測 東大・JDIが開発
https://newswitch.jp/p/20826
◎朝日新聞   1月21日夕刊8面 0.015ミリのセンサー 腕にピタリ
               脈拍測定 静脈撮影し本人確認も
https://www.asahi.com/articles/ASN1N622MN1MUBQU001.html
◎マイナビニュース 1月21日 東大とJDI、
        指紋/静脈/脈波が同時計測できるシート型イメージセンサを開発
https://news.mynavi.jp/article/20200121-957321/
◎OPTRONICS 1月21日付 東大ら,生体認証用シート型イメージセンサー開発
http://www.optronics-media.com/news/20200121/62460/
◎EETimes   1月22日 JDIと東大が共同開発:
        指紋、静脈、脈波を計測、薄さ15μmのイメージセンサー
https://eetimes.jp/ee/articles/2001/22/news029.html
◎日本経済新聞 1月22日 指紋や脈波 シート型センサーで読み取り
        東大など開発
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&n_cid=DSMMAA13&ng=DGXMZO54687960S0A120C2TJM000&scode=6740&ba=1
◎Laser Focus World Japan 1月22日 
      世界初、1枚のシート型イメージセンサで指紋・静脈・脈波を同時計測
http://ex-press.jp/lfwj/lfwj-news/lfwj-science-research/32691/
◎日経BP Beyond Health 1月24日 
      1枚のシート型センサーで指紋・静脈・脈波を同時計測
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/news/19/00118/
◎Axis Web Magazine 1月24日 
      東京大学とジャパンディスプレイがシート型イメージセンサーを開発
      1枚のセンサーで生体認証とバイタルサインの同時計測が可能に
https://www.axismag.jp/posts/2020/01/163287.html
◎日本経済新聞 1月27日付9面 東京大学
               指紋・静脈読み取るシート型センサー
◎東京大学新聞 1月28日付2面 生体認証と健康状態 同時計測が可能に
◎科学新聞   1月31日付5面 高空間解像度 高速読み出し
               両立可能なシート型イメージセンサー
               静脈・指紋・脈拍 同時計測
               東大とジャパンディスプレイが開発

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★中村泰信教授(先端科学技術研究センター)らが超伝導量子ビットを使った新しい
量子センサーの開発に成功した成果が報道されました。マグノンと呼ばれる強磁性体
中に励起されるエネルギー量子1個と超伝導量子ビットとの間の量子もつれで検出す
る仕組みを開発することにより、単一試行測定でも集団励起のエネルギー量子を1個
でも検出できるようになったものです。この仕組みを用いることにより、宇宙のダー
クマター候補の一つであるアクシオンの検出などにも応用できる、新しい量子セン
サーとして注目されます。成果論文は1月24日(金)付Scienceオンライン版に公開さ
れました。

↓↓↓詳しくは(プレスリリース)↓↓↓
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/release/20200124.html
◎pc watch     1月24日 東大先端科学技術研、
         超電導量子ビットを使った新しい量子ビットセンサーを開発
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1231293.html
◎ヤフーニュース 1月24日 東大先端科学技術研、
         超電導量子ビットを使った新しい量子ビットセンサーを開発
◎EETimes     1月29日 超伝導量子ビットを活用:
         単一マグノンの検出が可能な量子センサーを開発
https://eetimes.jp/ee/articles/2001/28/news025.html
◎東京大学新聞 2月4日付2面 単一マグノン 検出技術を開発       
http://www.todaishimbun.org/magnon20200212/                  

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★荒川泰彦特任教授の談話が政府による量子技術に関する工程表発表を報道した日本
経済新聞の記事の中で紹介されました。次世代の高速計算機「量子コンピューター」
をはじめとした量子技術の実現に向け、政府が1月21日(火)に総合科学技術・イノ
ベーション戦略推進会議を開催し、量子技術に関する工程表をはじめ、「量子技術イ
ノベーション戦略」を最終決定し、それに関する報道があったものです。その中で荒
川特任教授の「社会で役立てられる状況をどう生み出すかが課題」とのコメントが引
用されています。

◎日本経済新聞 1月27日付 9面 政府、量子技術開発で行程表
               実用化へ企業関与カギ
               20年後「脳の構造解明」「交通渋滞解決」

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★中村泰信教授(先端科学技術研究センター)らが東京医科歯科大学の越野和樹准教
授と反超放射で量子ビットの短寿命化を阻止する新技術を発見したことが報道されま
した。量子コンピューターでは量子ビットへの個別アクセスのため、量子ビットへ制
御線を結合させます。この結合による量子ビットの短寿命化は不可避と考えられてき
ましたが、制御線に非線形フィルターを強く結合させる工夫により、量子ビットの短
寿命化を阻止できることを発見したものです。これは反超放射と呼ばれる量子干渉効
果で、この効果による量子ビットの長寿命化はこれまで全く考慮されてなく、今後の
固体系量子ビットによる量子コンピューターに応用が期待されます。この成果論文は
1月27日(月)付のPhysical Review Appliedオンライン版に公開されました。

↓↓↓詳しくは(プレスリリース)↓↓↓
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/release/20200127.html
◎日本経済新聞 1月28日 
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP527668_X20C20A1000000/
◎EETimes    2月 3日 量子コンピュータに応用可能:
            反超放射により、量子ビットの短寿命化を阻止
https://eetimes.jp/ee/articles/2002/03/news018.html

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★QDレーザの菅原充代表取締役社長は、特許庁がスタートアップ企業の特許戦略を紹
介する目的で開設したポータルサイトIP BASEの「特別企画 CEOが語る知財」に登場
しました。その中で菅原社長は量子ドットレーザーとアイウェア「Retissa
Eyeware」との間で特許戦略を使い分けるオープン・クローズド戦略などについて
語っています。
◎IP BASE 2月10日 株式会社QDレーザ 代表取締役社長 菅原 充氏インタビュー
     大企業発の研究技術を徹底的に磨き、ニッチトップ戦略で走るQDレーザ
https://ipbase.go.jp/special/ceo-9.php

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★QDレーザの網膜直描型ウェアブル医療機器「Retissa メディカル」の医療機器とし
ての承認が得られたことが報道されました。2019年2月に医薬品医療機器総合機構
(PMDA)へ医療機器としての製造販売承認を申請していました。医療機器としての承
認が得られたことにより、医療用途の同製品の販売拡大が期待されます。

↓↓↓詳しくは(プレスリリース)↓↓↓
https://www.qdlaser.com/news/466/
◎日本経済新聞 2月12日 QDレーザ、視力補う端末が医療機器の承認取得
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55519360S0A210C2XY0000/

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◎理化学研究所の樽茶清悟グループディレクター(東京大学名誉教授)ら、小寺哲夫
東京工業大学准教授の共同研究グループによるシリコンスピン量子ビットの高速読み
出しに成功した成果が報道されました。高周波反射測定法が適用可能なシリコン量子
ドット試料の設計指針を明らかにし、この技術を用いて電子スピン量子ビットの読み
出し時間を従来の10分の1に低減、高速化することに成功しました。大規模集積化に
有利なシリコン量子ビットで、高速読み出しが可能になったことで、この分野の研究
加速に弾みがつくものと期待されます。この成果論文は1月16日付Nano Lettersに掲
載されました。

↓↓↓詳しくは(プレスリリース)↓↓↓
https://www.riken.jp/press/2020/20200214_1/index.html
◎Laser Focus World Japan 2月19日 
              シリコンスピン量子ビットの高速読み出しに成功 
http://ex-press.jp/lfwj/lfwj-news/lfwj-science-research/33191/

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■【編集後記】関東地方は昨年よりも半月ほど早く春一番が訪れました。気候変動の
激しさを実感します。この春到来の早さが新型コロナにどう影響するでしょうか。す
でに応用物理学会の春季学術講演会も新型肺炎の影響で開催中止になるなど、各方面
に影響が現れています。戦々恐々といったところです。今号で会議報告を2件掲載し
ました。たまたま1カ月おいて2月に開催された後者の方の会場では、マスク姿をした
参加者が目立ち、明らかに1月の頃との違いを感じました。それが昨今の状況変化の
スピードはそれ以上で、感染症の怖さを思い知る毎日で、気候の陽気とは裏腹に、背
筋が寒くなる思いがします。(O)
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■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
├ http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/
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