高木剛教授らの研究グループとKDDI総合研究所(代表取締役所長小西聡氏)は共同で次世代暗号として米国で標準化が進められている耐量子計算機暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)の解読コンテスト「Challenges for code-based probrems」において、3元体([0], [1], [2]の3つの要素からなる集合)に基づく210次元、220次元、230次元、240次元の符号暗号の解読に成功しました。また2025年12月15日、同成果による3元体に基づく符号暗号は米国標準PQCの符号暗号と比べ、10分の1以下の次元数(データサイズ)で同等の安全性を満たすことを確認しました。これらは3元体上の符号暗号に対し、分割・並列処理による効果的なアルゴリズムを開発・実装し、これまで誰も解けなかった暗号の解読に成功したものです。これにより2元体や3元体などに基づく暗号の安全性を詳細に評価するための理論的枠組みの有効性を実証し、新たな数学的構造を用いた暗号方式を実現する道筋を開きました。なお、高木教授らとKDDI総研の共同研究グループは今回の成果を1月26日から5日間、函館市で開催の「2026年暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2026)」で発表する予定です。
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