村尾美緒教授らの研究グループは、保存・再生という量子情報処理のタスクにおいて、量子メモリが古典メモリに対する優位性を持つことの証明に成功しました。量子演算操作の内容を一旦、古典メモリに記録する古典戦略、あるいは量子メモリに量子状態として保存する量子戦略の2種類ありましたが、同研究グループは、情報の符号化を表す「アイソメトリ演算」と呼ぶ量子演算に着目し、同演算の最適な推定精度を求める問題を解析的に解くことでアイソメトリ演算の推定が標準量子限界と呼ばれる限界を持つことを示しました。この古典的限界と既存の量子戦略とを比較することで量子戦略の優位性を示すことに成功したものです。この成果論文は5月13日付「Physical Review Letters」オンライン版に公開されました。
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