齊藤英治教授(兼理化学研究所創発物性科学研究センターチームディレクター、東北大学材料科学高等研究所主任研究者)らの研究グループは、東北大学材料科学高等研究所のMehrdad Elyasi准教授、Gerrit Ernst-Wilhelm Bauer主任研究者と共同で、磁性体中のスピンの集団励起(マグノン)の熱ゆらぎを特定方向に圧縮する「熱スクイーズ(絞り込み)状態」の観測に成功しました。単一モード熱スクイージングに加え、薄膜の上下表面に偏って存在する2つのマグノンモード間に相関が生じる2モードスクイージングを実証し、室温付近でも持続することを示しました。この磁性体中の熱ゆらぎの絞り込みは磁気デバイスにおける究極的な低ノイズ化や磁性体における量子もつれなど、将来の量子情報技術、高効率な情報熱機関の実現に向けた新たな基盤技術と期待されます。この成果論文は6月1日付「Nature Physics」電子版に公開されました。
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