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1【機構活動】●11月5日に「量子ドット誕生36年」で公開シンポを開催します
2【国際会議】●12月3,4日に光電子融合の国際会議「ISPEC2018」を開催します
3【受賞情報】●平川教授に江崎玲於奈賞‐‐11月22日につくばで授賞式
4【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
5【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
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☆★☆記事内容★☆★
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1 【機構活動】●11月5日に「量子ドット誕生36年」で公開シンポを開催します
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★機構は11月5日(月)午後2時半から東京・湯島の東京ガーデンパレスで「量子ドッ
ト誕生36年」をテーマに公開シンポジウムを開催します。量子ドットを中心にノーベ
ル賞受賞者の江崎玲於奈茨城県科学技術振興財団理事長の特別講演やAlfred Forchel
独ヴュルツブルク大学学長、Gerald Bastard 仏エコール・ノルマル・シュペリウー
ル名誉教授の海外のこの分野の著名研究者、量子ドットレーザー実用化を牽引する菅
原充QDレーザ社長の各講演と荒川泰彦ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構特任教
授の基調講演が予定されています。参加は無料で、皆様の奮ってのご参加をお願い致
します。
記
名称: 公開シンポジウム「量子ドット誕生36年」
日時: 2018 年 11 月 5 日(月)午後2時 30 分~午後 5 時 30 分
会場: 東京ガーデンパレス 2階 天空 東京都文京区湯島 1-7-5
(電話 03-3813-6211)
http://www.hotelgp-tokyo.com/map/index.html
主催: 東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
プログラム:
14:30 開会挨拶 平川一彦 (東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
機構長、生産技術研究所 教授)
14:35 講演 Alfred Forchel (ヴュルツブルク大学学長)
15:05 講演 Gerald Bastard (エコール・ノルマル・シュペリウール
名誉教授)
15:35 講演 菅原 充(QD レーザ代表取締役社長)
16:05 休憩
16:15 特別講演 江崎玲於奈(茨城県科学技術振興財団理事長)
16:45 基調講演 荒川泰彦(東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
特任教授)
参加費: 無料
申し込み先URL:
http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/symposium20181105.html
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2【国際会議】●12月3,4日に光電子融合の国際会議「ISPEC2018」を開催します
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★東京大学と光電子融合基盤技術研究所(PETRA)主催による光電子融合分野の国際
会議「The 8th International Symposium on Photonics and Electronics
Convergence -Advanced Nanophotonics and Silicon Device Systems-(ISPEC2018)」
(組織委員長=荒川泰彦東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構特任教授)
が12月3日(月)-4日(火)に東京大学駒場リサーチキャンパスのENEOSホールで開
催されます。将来のLSIやコンピューターのボトルネック解消が期待されるフォトニ
クス関連技術について広範に議論する国際会議で、海外からも第1線研究者を招聘して
討論します。会議は産業技術総合研究所(AIST)共催、新エネルギー・産業技術総合
開発機構(NEDO)後援(予定)で行われます。皆様の投稿および参加をお願い致します。
↓↓↓(詳しくは)↓↓↓
http://pecst.org/ispec2018/index.html
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3【受賞情報】●平川教授に江崎玲於奈賞‐‐11月22日につくばで授賞式
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★当機構機構長の平川一彦教授(生産技術研究所)に第15回江崎玲於奈賞を贈ると、
9月3日(月)、茨城県科学技術振興財団(理事長江崎玲於奈氏)が発表しました。授
賞理由は「テラヘルツ技術の開拓によるナノ構造の電子物性解明の先導的研究」で
す。授賞式は11月22日(木)につくば市のつくば国際会議場で行われます。多数の報
道がありましたが、その一部を紹介します。
↓↓↓(詳しくはプレスリリース)↓↓↓
https://www.i-step.org/files/20180903kishakaiken2.pdf
◎NHK(茨城) 9月3日 「江崎玲於奈賞」に平川東大教授
◎朝日新聞 9月4日付29面 江崎玲於奈賞 平川東大教授
https://www.asahi.com/articles/DA3S13663283.html
◎読売新聞(茨城)9月4日付29面 江崎賞「未知の分野開拓」 平川・東大教授
つくば賞該当なし つくば奨励賞には3人
◎毎日新聞(茨城)9月4日付25面 江崎玲於奈賞に平川・東大教授
つくばで11月授賞式
◎日本経済新聞 9月4日付31面(北関東)江崎玲於奈賞に東大の平川教授
「テラヘルツ技術開拓」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34918140T00C18A9L60000/
◎産経新聞 9月4日付24面 江崎玲於奈賞に平川一彦氏
https://www.sankei.com/life/news/180903/lif1809030027-n1.html
◎東京新聞(茨城)9月4日付18面 江崎玲於奈賞に平川教授 県科学技術振興財団
「テラヘルツ波の可能性広がる」
◎茨城新聞 9月4日付1面 江崎賞に平川氏 東大生産技術研究所教授
テラヘルツ研究で先導
◎日刊工業新聞 9月4日付4面 江崎玲於奈賞に平川氏
茨城科技振興財団 テラヘルツ技術開拓を評価
◎日経産業新聞 9月5日付7面 江崎玲於奈賞に東大の平川教授
「テラヘルツ技術開拓」
◎マイナビニュース 9月5日付 第15回江崎玲於奈賞は東大生研の平川氏が受賞
- 茨城県科学技術振興財団
https://news.mynavi.jp/article/20180905-688824/
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4【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
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★週刊エコノミスト9月4日号(8月29日発行)に「図解で見るI o T・AI時代の主役
電子デバイスの今」の連載記事の中で、QDレーザが半導体量子ドットレーザーを世界
で初めて実用・量産し、さらにはシリコンフォトニクス分野でも光電子融合基盤技術
研究所と共同で試作開発を進めていることなどが紹介されました。同特集の前半は、
液晶ディスプレーにも採用されているコロイド量子ドット技術について、動向が紹介
されています。
◎週刊エコノミスト9月4日号 8月29日 pp78-80
図解で見る I o T・AI時代の主役 電子デバイスの今
津村 明宏(電子デバイス産業新聞編集長)
ディスプレーが色あせない「量子ドット」の先端技術
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★平川一彦教授(生産技術研究所)らと物質・材料研究機構(NIMS)の研究成果であ
るテラヘルツ電磁波を使い、1分子の超高速の動きをとらえる手法が報道されまし
た。原子1個程度の隙間を持つ電極からなる単一分子トランジスタを作成し、この金
属電極を波長100マイクロメートル程度のテラヘルツ電磁波に対するアンテナの役割
を果たすように工夫することにより、1分子のテラヘルツ計測を初めて可能にした成
果です。テラヘルツ波は波長が長く、1分子計測は不可能でしたが、開発した単一分
子トランジスタ構造により、このネックを越えたもので、遺伝子やタンパク質の分子
レベルの構造や機能の解析など、幅広い応用が期待されています。この成果論文は9
月3日(月)付のNature Photonics電子版に公開されました。
↓↓↓(プレスリリース)↓↓↓
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/2955/
◎日本経済新聞Online 9月4日 テラヘルツ波で1分子の動き観測 東大
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34905880T00C18A9X90000/
◎日経産業新聞 9月4日付6面 テラヘルツ波で計測
1分子の動き 東大、創薬などに活用
◎マイナビニュース 9月5日 分子1個の振動をピコ秒単位で観測する手法
- 東大がテラヘルツ波で実現
https://news.mynavi.jp/article/20180905-688822/
◎日経バイオテク 9月5日
東大とNIMSなど、1分子の超高速の動きをテラヘルツ電磁波で観測
中国での糖尿病治療薬の成果も説明
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/18/09/05/04678/
◎科学新聞 9月14日付4面 1分子の超高速の動き テラヘルツ電磁波で観測
東大生研・物材機構が手法開発
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★文部科学省がかねて選定を進めてきた平成30年度光・量子飛躍フラッグシッププロ
グラムの採択課題が9月19日(水)に発表され、中村泰信教授(先端科学技術研究セ
ンター)が研究代表を務める超伝導量子コンピュータの研究開発がフラッグシッププ
ロジェクトの一つに選定されました。中村教授は兼務する理化学研究所創発物性科学
研究センターのチームリーダーとして、同フラッグシッププロジェクトの研究代表を
務め、東京大学、産業技術総合研究所、東芝、MDR、NEC、NTT、QunaSysなどと共同で
量子コンピューターの開発に取り組んでいきます。
↓↓↓(詳しくはプレスリリース)↓↓↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1409113.htm
◎日本経済新聞 9月20日付16面 日本勢で量子計算機
NTT・NECなど開発へ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35511580Z10C18A9X90000/
◎日経産業新聞 9月20日付5面 量子コンピューター開発 理研、NTTなどと参戦
5年後サービス開始目指す
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★染谷隆夫教授(工学系研究科、理化学研究所創発物性科学研究センター創発ソフト
システム研究チームリーダー)、福田憲二郎理研創発物性科学研究センター創発ソフ
トシステム研究チーム専任研究員らと田島敬介同センター創発機能高分子研究チーム
リーダーらが開発した太陽電池駆動の皮膚貼り付け型心電計測デバイスに関する成果
が報道されました。フレキシブルな超薄型有機太陽電池に、周期的なナノグレーティ
ング構造を採用し、太陽電池表面での光反射を抑制するなどで、フレキシブル有機太
陽電池で世界最高の変換効率10.5%を記録しました。これにより次世代の自立駆動型
センサーデバイスの実現につながると期待されます。成果論文は9月27日(木)付
Nature電子版に公開されました。
↓↓↓(詳しくはプレスリリース)↓↓↓
http://www.riken.jp/pr/press/2018/20180927_1/
◎朝日新聞 9月27日付7面 肌に張り付けられる心電計
理研・東大チーム開発
超薄型の太陽電池搭載 外部電源不要
https://www.asahi.com/articles/ASL9T4PXPL9TULBJ00F.html
◎日本経済新聞Online 9月27日 薄型センサー、皮膚に貼り心電計測
理研などが開発
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35773580W8A920C1000000/
◎日経産業新聞 9月27日付5面 薄型センサーで心電計測
理研など、太陽電池に工夫
皮膚に貼り 曲げられる
◎日経X TECH 9月27日 フレキシブルな超薄型有機太陽電池、世界最高の変換効率10.5%
皮膚貼付け型心電センサーと集積化して電源に
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/092711530/
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5【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
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★2019年1月14日(月)-18日(金)「2019 Joint Conference on Magnetism and
Magnetic Materials and IEEE International Magnetics Conference (2019 Joint
MMM-Intermag)」(@Marriott Wardman Park Hotel, Washington DC)
http://www.magnetism.org/
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★1月27日(日)-31日(木)「The 32nd International Conference on Micro,
Electro Mechanical Systems(MEMS 2019)」(@Coex, Seoul, Korea)
http://www.mems19.org/html/main.php
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■【編集後記】すっかり秋めいてまいりました。来週の10月1日から2018年ノーベル
賞の発表が始まります。すでに世上では、主に自然科学系の候補者の話題でにぎやか
さを増しています。しかし自然科学系以外に目を向けると、不祥事による文学賞の取
りやめや平和賞は誰に?といった話題も多いのではないでしょうか。ノーベル賞受賞
者数が多い米国では、日本ほどのフィーバーは見られないと聞きます。いずれにしろ
あと残すところわずか。日本人の受賞話題に限らず、自然科学系3賞のどの分野にス
ポットが当てられるかにも注目したいものです。(O)
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■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
├http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/
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