東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 量子イノベーション協創センター

2018年 7月号 No.130 

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1【特論情報】●NEC・筑波で7月19日に特論・企業集中講義を行いました

2【周辺活動】●量子技術に関する日欧WSが9月3日から仏で開かれます

3【人事情報】●荒川特任教授に6月19日付で名誉教授の称号

4【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します

5【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します

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☆★☆記事内容★☆★

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1 【特論情報】●NEC・筑波で7月19日に特論・企業集中講義を行いました

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★機構主宰による大学院理学系研究科・工学系研究科共通科目「ナノ量子情報エレク

トロニクス特論」の2018年度2回目の企業集中講義が7月19日(木)につくば市のNEC

筑波研究所で、約40名の院生が参加して行われました。

 

 当日は猛暑にもかかわらず、参加した院生たちは、筑波西部工業団地にあるNECの

筑波研究所に集合し、同社システムプラットフォーム研究所の萬伸一所長代理から同

社の概要及び研究部門である中央研究所とその傘下の筑波研究所などについて説明を

受けました。とくに同社の研究所が注力する社会価値創造プロセスについての説明や

同社筑波研究所で生まれた、カーボンナノチューブの発見や量子コンピューターの基

本素子を初実証した例など、世界に誇る成果についての紹介がありました。

 

 次いで8テーマについて4班に分かれてラボツアーを行いました。インフラ点検やバ

イオミメティック応用による危険予知などの具体的応用を目指したドローン自律飛行

技術、圧力センサシートの具体的応用展開を目指した、印刷技術によるフレキシブル

エレクトロニクス、熱電センサやI o T機器電源などの応用を目指したスピン熱電デ

バイス、高感度、波長選択性を目指した量子ドット赤外線センサ、独自のナノブリッ

ジデバイスによる高性能・低コスト化を目指したプログラマブルLSI(FPGA)、環境

性能を極めながらいかに実用化に迫るか、ユニークな発想で進めるバイオプラスチッ

ク研究、1991年のカーボンナノチューブ発見に続く新種発見を続けるナノカーボン技

術、光のセンシング技術としてOCT(光干渉断層計)技術の研究など、いずれも企業

における研究開発の視点を印象付ける研究現場を見学することができました。

 

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2【周辺活動】●量子技術に関する日欧WSが9月3日から仏で開かれます

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★科学技術振興機構(JST)主催による量子技術をテーマとした日欧ワークショップ

「Japan-EU Workshop on Quantum Technology」が9月3日(月)から2日間、フラン

ス・パリのソルボンヌ大学(Sorbonne University Pierre & Marie Curie)で開催さ

れます。JSTの戦略的創造研究推進事業(CREST)として「量子状態の高度な制御に基

づく革新的量子技術基盤の創出」(研究総括:荒川泰彦ナノ量子情報エレクトロニク

ス研究機構特任教授)が2016年度から実施されています。EUでも、欧州委員会(EC)

が2017年、量子技術の最高レベルの研究プログラムを立ち上げるなど、日欧双方とも

量子技術の研究開発を積極的に推進しています。本ワークショップでは日欧双方の量

子技術分野の最先端研究の状況について、双方の第一線研究者が会して、相互に討論

を行う予定です。

 

 この日欧合同のワークショップは9月5日(水)から3日間、パリで開催される量子

技術の国際会議「Quantum Technology International Conference 2018(QTech

2018)」の先駆けとして開催されます。QTech 2018では古澤明教授が「A

time-domain multiplexed measurement-based large-scale optical quantum

computer」をテーマにPlenary Speechを行う予定です。

 

 ↓↓↓(詳しくは)↓↓↓

http://premc.org/conferences/qtech-quantum-technology/japan-eu-workshop/

 

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3【人事情報】●荒川特任教授に6月19日付で名誉教授の称号

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★荒川泰彦特任教授(量子イノベーション協創センター長)への東京大学名誉教授の

称号授与が6月19日(火)に開催された教育研究評議会で決まりました。同日の96名

の元教授への名誉教授称号授与決定は、7月2日(月)に東大HPで公表されました。

 

 ↓↓↓(詳しくは)↓↓↓

 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/n_z1401_00002.html

 

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4【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します

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★野村政宏准教授ら4人が6月26日(火)にドイツ・イノベーション・アワード「ゴッ

トフリード・ワグネル賞2018」を受賞したことが報道されました。主なものを紹介し

ます。

 ◎日刊自動車新聞  6月30日付3面 日本の若手研究者表彰

                  在日ドイツ商工会議所

 ◎科学新聞     7月 6日付2面 ドイツイノベーションアワード

                  ゴットフリード・ワグネル賞

                  4部門で4人の受賞者決定

 

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★中村泰信教授(先端科学技術研究センター)と伊藤公平教授(慶應義塾大学)のコ

メントが日経ビジネス7月16日号(第1950号)の量子コンピューター特集に掲載され

ました。同特集の「PART 4 素材開発1000倍速 見せろ日本の底力」の中で、中村教

授は量子コンピューター開発に取り組む米国メーカーの考えについて、伊藤教授は研

究者のあるべき姿について、それぞれコメントしています。

 ◎日経ビジネス 7月16日号pp34-37

              特集 量子コンピューター Google, IBMの野望

                 PART4 先進企業は使い始めた

                    素材開発1000倍速

                    見せろ 日本の底力

 

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★中村泰信教授(先端科学技術研究センター)が日経サイエンス9月号の連載企画

「フロントランナー挑む」に取り上げられました。世界でしのぎを削る超伝導量子

ビットによる量子コンピューター開発の先駆けとなった中村教授の研究の足跡と、当

初、量子ビットという言葉をあまり使わなかった秘話など、初期の研究に関する話題

に加え、最近の超伝導量子ビットによる量子コンピューター開発競争の状況が描かれ

ています。

 ◎日経サイエンス9月号 7月25日 pp8-11 フロントランナー 挑む 第84回

              中村泰信 東京大学先端科学技術研究センター教授

              超電導量子ビットを創始 100ビットを目指す

 

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5【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します

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★11月11日(日)-16日(金)「International Workshop on Nitride

Semiconductors 2018 (IWN 2018)」(@Ishikawa Ongakudo & ANA Crown Plaza

Kanazawa Hotel, Kanazawa)

 http://www.iwn2018.jp/

 

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★11月13日(火)-15日(木)「40th International Symposium on Dry Process

(DPS2018)」(@Toyoda Auditorium (Toyoda Kodo), Higashiyama Campus, Nagoya

University, Nagoya)

 http://www.dry-process.org/2018/

 

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★11月13日(火)-16日(金)「31st International Microprocesses and

Nanotechnology Conference(MNC 2018)」(@Sapporo Park Hotel, Sapporo,

Japan)

 http://imnc.jp/

 

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★11月28日(水)-30日(金)「11th International Conference on

Optics-photonics Design and Fabrication(ODF'18)」(@International

Conference Center Hiroshima, Nakajima-cho, Naka-ku, Hiroshima, Japan)

 http://www.odf.jp/

 

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■【編集後記】厳しい猛暑が続きます。都心より2,3度Cは低いと思われるつくばに

ナノ量子特論講義の見学で行きました。ラボツアー主体の企業講義でしたが、学生の

反応から確かな手ごたえを感じたのではないかと思います。カーボンナノチューブ発

見や量子コンピューターの基本ゲートとなる固体素子を初めて実証した成果など、基

礎研究でも民間研究機関では稀有な業績を上げている印象を受けました。さらに実用

段階にあるナノブリッジによるFPGAも含め、基礎研究が重要な役割を果たし、今日の

実用水準があるように思います。いろいろな研究開発例を目にしましたが、企業研究

では、具体的な応用を目指して、いろいろ思考を凝らしていると特筆されます。その

代表例に、いかに付加価値を高めるかということに研究者が試行錯誤を重ねているこ

とも大学との違いを大きく感じた一つです。単に新技術、新原理の発見だけでなく、

付加価値を高めようと、一歩先を行く思考も、まったく別の思考回路を生み出すこと

になるかもしれず、研究のだいご味を味わう例といえるかもしれません。(O)

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■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構

├ http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/

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