<展示会出展報告>
平成19年3月1日
東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構

東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
ナノテク2007出展報告記

2007年2月21日〜23日 於:東京ビッグサイト


 東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構は、2月21日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された国際ナノテクノロジー総合展・技術会議「nano tech 2007」に出展しました。機構が2006年10月に発足して以来、外部の展示会に出展するのは初めてでもあり、機構の紹介を中心に出展・紹介しました。


 将来のユビキタス情報社会実現に向けたイノベーション創出と人材育成という2大目標を掲げ、平成18年度科学技術振興調整費「ナノ量子情報エレクトロニクス連携研究拠点」プロジェクトの中核組織として研究機構が設置されたこともあり、これまで進めてきた組織体制づくりなどを報告する意味合いも込めて出展しました。

 ブースはアカデミアクラスターの一角。その中では最も目立つ、好位置をキープしたと一同快哉を叫んだものの、素通りする来場者のなんと多いことか。それにもめげず、発足間もない機構の紹介ということもあって、機構に所属する各先生の研究室のご協力を仰ぎ、総計38名のにわか説明陣を構成し、交代で3日間、説明に当たりました。


 世界をリードする先端融合COEづくり、産学連携の新しいモデルであるT型連携の推進と企業ラボの研究内容の紹介、4月に開講する大学院横断型教育プログラムなどによる俯瞰型人材育成、教員確保策、知的財産権に対する柔軟な考え方など、大学のシステム改革を促す項目について、限られた小間の中で盛りだくさんの紹介を行いました。

 これらは主にポスターで紹介したほか、37型プラズマディスプレーを正面に据え、機構の紹介に加え、所属している主要な研究者の最新の研究成果もスライドに織り込みました。静止画とその説明文をテロップで流すスライドショーであったものの、それでも見学に来られた方は、やはり、このディスプレーに注目し、ブース内を見わたすという行動パターンが目立ちました。やはりポスターよりも、モニターディスプレーの威力が大きいことをまざまざと見せつけられた格好です。


 見学者の関心は、今後の技術的ベースとなる、ナノエレクトロニクス連携研究センターの研究成果と研究機構主要メンバーのパネルに視線が注がれました。次いで企業ラボの展示内容に興味を抱く方が多かったように思います。機構にとって企業ラボ個々の研究テーマを明示したのは、これが初めてで、写真撮影をする熱心な見学者も見受けられました。

 見学者の質問や感想の中では、産学連携の仕組みについて寄せる声が最も多く、量子情報通信のキーデバイスとなる単一光子光源について、他のブースと関連づけて質問を浴びせるといった、かなりタイムリーに突っ込んだ質問も受け、にわか説明員をあわてさせる一幕もありました。

 会期中は2日目まで2月とは思えない陽気に恵まれ、入場者の出足は好調でした。最終日はあいにくの雨模様にもかかわらず、出足は最高で、nano tech 2007事務局発表による会期中入場者は48565人と過去最高を記録したということです。当ブースも予想以上の見学者を迎えることができ、研究機構の紹介という当初の目的は達成できたと思っています。