┌───\Headline/──────────────────────────
1【機構活動】●12月26日(水)に第17回ナノ量子セミナーを開催しました
2【講義情報】●12月13日(木)にシャープ東京支社で企業集中講義を開催しました
3【開催報告】●12月7日(金)にForchel教授招き、セミナーを開催しました
4【受賞情報】●五神先生が米2学会からフェロー、増渕特任助教が2講演賞を受賞
5【Media情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
6【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
7【掲載論文】●機構メンバーの発表論文の一部を紹介します(末尾にリスト)
└───────────────────────────────────

☆★☆記事内容★☆★
┌───────────────────────────────────
1【機構活動】●12月26日(水)に第17回ナノ量子セミナーを開催しました
└───────────────────────────────────
★機構は12月26日(水)14時40分から駒場リサーチキャンパスAn棟大会議室で「第17 回ナノ量子情報エレクトロニクスセミナー」を開催しました。講演は吃堯↓局瑤吠 かれ、吃瑤任賄豕大学大学院総合文化研究科の清水明教授をお迎えし、「熱的純粋 量子状態(TPQ)」という統計力学の新しい定式化についてご講演いただきました。 “統計力学は何だったのか”、“我々の研究紹介”、“どんな役に立つのか”につい てそれぞれ触れられ、具体的な応用例まで示されました。量子情報に関係する参加者 にとって、同講演内容への関心は高く、最後まで質問が飛び交いました。
 局瑤魯淵領婿匸霾鵐┘譽トロニクス連携研究拠点プロジェクトの5協働機関 (シャープ、日本電気、日立製作所、富士通研究所、QDレーザ)から、それぞれ、こ れまで7年間の研究成果と残る3年間の課題・目標について簡潔にまとめられた講演が ありました。プロジェクト7年目2期最終段階における産学連携研究の成果を共有する 節目にすることができました。とくにQDレーザの菅原充社長からは通信用量子ドット レーザの順調な出荷増と新しい応用市場の開拓など、イノベーションの進展状況の報 告がありました。
 久しぶりのナノ量子セミナーでしたが、年末の繁忙期にも関わらず、会場いっぱい の参加者が詰め掛け、盛況のうちに終了しました。

・・・・・ [ヘッドラインへ] ・・・・・・・・・・・・・・・
┌───────────────────────────────────
2【講義情報】●12月13日(木)にシャープ東京支社で企業集中講義を開催しました
└───────────────────────────────────
★「ナノ量子情報エレクトロニクス特論」企業集中講義が12月13日(木)に東京・芝 浦のシャープ東京支社で行われました。同社の高橋明研究開発本部副本部長兼基盤技 術研究所長(東京大学ナノ量子機構客員教授)による講義「シャープの研究開発への 取り組み」として、LEDと太陽電池に焦点を当てた講義がありました。家電メーカー でもある同社が“家庭”の変化に伴い、製品トレンドも変貌して来たことから説き起 こすなど、随所に産業的視点が織り込まれた、企業講義ならではの貴重な内容を聴く ことができました。
 続いて同社の新市場を開拓している「タンパク質分析・2次元電気泳動装置」に関 して、なぜ、開発に取り組んだか、その経緯を含めた紹介がありました。講義後、東 京支社のビジネスショールームの見学を行いました。普段、なかなかお目にかかれな い大型液晶ディスプレーや最近、話題のIGZOなどの業務用途や建材としての太陽電 池、LED照明、健康・環境機器などの見学で、B to Bショールームらしく、出口思考 を意識させる製品を見学することができました。最後にディスカッションでは液晶開 発の今後の方向性など、企業講義らしい核心に迫る質問も飛び交いました。
 今年度の特論企業集中講義は今回のシャープにおける講義で最終となります。富士 通研究所、日立製作所、NECを含め、これまで4協働機関のご協力のもと、実施するこ とができました。改めて感謝致します。

・・・・・ [ヘッドラインへ] ・・・・・・・・・・・・・・・
┌───────────────────────────────────
3【開催報告】●12月7日(金)にForchel教授招き、セミナーを開催しました
└───────────────────────────────────
★機構は12月7日(金)16時から駒場リサーチキャンパス先端科学技術研究センター3 号館中2階会議室でドイツ・ヴュルツブルグ大学学長のA. Forchel教授を招いてセミ ナーを開催しました。講演テーマは“Progress and challenges in nanophotonics technologies and devices”で、量子ドットレーザから、量子ドットを中心とした、 これまでの量子デバイスの足跡および今後の課題と展望についてレビュー講演があり ました。緊急開催のセミナーにも関わらず、たくさんの方々の参加がありました。

・・・・・ [ヘッドラインへ] ・・・・・・・・・・・・・・・
┌──────────────────────────────────
4【受賞情報】●五神先生が米2学会からフェロー、増渕特任助教が2講演賞を受賞
└──────────────────────────────────
★機構の増渕覚特任助教(町田研究室)が2つの講演優秀賞を受賞しました。9月23日 (日)−28日(金)に開催された「IUMRS-ICEM2012」においてAward for Encouragement of Research in Material Science(材料科学奨励賞)を受賞しまし た。授賞テーマは「Boundary Scattering in Ballistic Graphene/Hexagonal Boron Nitride」です。また11月19日(月)−21日(水)に開催された「第26回ダイヤモン ドシンポジウム」(主催ニューダイヤモンドフォーラム)でも優秀講演賞を受賞しま した。授賞テーマは 「高移動度グラフェン/h−BN細線における磁気整合効果」 です。

  ↓↓↓詳しくは↓↓↓
(IUMRS-ICEM2012 Award for Encouragement of Research in Material Science)
http://iumrs-icem2012.org/symposiumaward/index.html
(第26回ダイヤモンドシンポジウム優秀講演賞)
http://jndf.org/index.php/katsudo/symposium/sympo-award.html

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★五神真(Kuwata-Gonokami, Makoto)教授がこのほど、米光学会(OSA)および米物 理学会(APS)の2学会から それぞれFellowに選考されました。12月4日(火)にOSA からOSA 2013 Fellowのアナウンスがあり、72名の新たなFellowの1人として選定さ れました。また物理分野最大級の学会であるAPSからも2012年のFellow発表があり、 五神教授はレーザ分光および光科学に対する貢献が評価され、APS 2012 Fellowとし て表彰されました。

↓↓↓詳しくは↓↓↓
(OSA 2013 Fellow)
http://www.osa.org/about_osa/newsroom/newsreleases/2012/seventy-two_osa_members_elevated_to_rank_of_fellow/
(APS 2012 Fellow)
http://www.aps.org/programs/honors/fellowships/archive-all.cfm

┌──────────────────────────────────
5【Media情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
└──────────────────────────────────
★粘菌を模倣してコンピューターの進化を図る研究が中日新聞の子供向け欄「なるほ どランド」で紹介されました。大津元一教授、成瀬誠情報通信研究機構主任研究員ら の研究が紹介されたもので、粘菌の動きを模倣して近接場光による回路で演算を進化 させようという研究です。
 ◎中日新聞   11月25日付16面 なるほどランド 粘菌でコンピューター進化

↓↓↓詳しくは↓↓↓
http://www.chunichi.co.jp/article/junior/naruhodo/201211/CK2012112502000199. html

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

《前号からの続報》★機構が経済産業省の進める「未来開拓研究プロジェクト」の 「超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術開発」(略称光エレ実装プロ ジェクト、プロジェクトリーダー=荒川泰彦教授)に関して、技術研究組合光電子融 合基盤技術研究所(PETRA)と共同研究を平成24年度から開始した報道について続報 がありました。今年度から10年間で約300億円の投入で、LSI間の信号伝送を電気から 光化して、IT機器のパラダイムシフトを実現するプロジェクトで、同プロジェクトを 受託したPETRAが東大などと共同研究を進めます。
 ◎科学新聞   12月 7日付 1面 光エレ実装システム技術 開発へ
                  −経産省が10年間で300億円投入−
                  未来開拓研究プロジェクト始動

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★染谷隆夫教授らの有機半導体に関する研究が12月13日(木)のBSジャパン「地球ア ステク」で紹介されました。有機半導体による大面積エレクトロニクスの新概念で、 最薄の有機太陽電池や熱に強い有機半導体など、医用応用を目指した各種有機半導体 デバイスなどが紹介されました。染谷研究室紹介の地球アステク番組回数は#89で す。

 ◎日本経済新聞 12月13日付30面 BSジャパン 地球アステク

↓↓↓詳しくは↓↓↓
http://www.bs-j.co.jp/asuteku/vol89.html

・・・・・ [ヘッドラインへ] ・・・・・・・・・・・・・・・
┌──────────────────────────────────
6【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
└──────────────────────────────────
★2013年4月4日(木)−5日(金)「The Fifth Annual Green Technologies Conference」(@Hyatt Regency Denver Tech Center, Denver, Colorado, USA) http://www.ieeegreentech.org/

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★4月4日(木)−5日(金)「The 8th Annual IEEE International Conference on Nano/Micro Engineered and Molecular Systems(IEEE NEMS2013)」(@Dushuhu Hotel, Suzhou, China)
http://www.ieee-nems2013.org/

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★5月5日(日)−8日(水)「Optical Interconnects Conference」(@Eldorado Hotel & Spa, Santa Fe, New Mexico USA)
http://www.oi-ieee.org/

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★5月12日(日)−16日(木)「The European Conference on Lasers and Electro-Optics and the XIIIth International Quantum Electronics Conference (CLEO(r)/Europe-IQEC 2013)」(@The ICM Center of the New Munich Trade Fair Centre, Munich, Germany)
http://www.cleoeurope.org/

 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★5月23日(木)−25日(土)「The International Symposium on Photonics and Optoelectronics (SOPO 2013)」(@Beijing, Chaina)
http://www.sopoconf.org/2013/Home.aspx

・・・・・ [ヘッドラインへ] ・・・・・・・・・・・・・・・
┌──────────────────────────────────
7【掲載論文】●機構関係者の論文情報を紹介します(末尾にリスト)
└──────────────────────────────────
*************************************
■【編集後記】今年もいよいよ大詰めを迎えました。2012年を振り返り、機構にとっ て最も大きな出来事は7年目中間評価があげられるでしょうか。4年前の3年目絞り込 み再審査時に負けず劣らぬ緊張感も感じました。その評価結果が気になるところで す。次いで受賞関係の話題が多かったのも今年の特徴かと思います。産学連携によ り、量子ドットレーザのイノベーションに導いたことが評価されて、QDレーザと機構 がレーザー学会産業賞優秀賞を受賞したほか、関係者が様々な賞を受賞し、話題に事 欠くことがありませんでした。また、Natureの別冊を通じ、全世界向けに機構のPRが できたのも、世界的拠点形成の一環として効果的だったかと思います。機構はもとも と旧科学技術振興調整費プロジェクトの発足とともに、その拠点形成を担って発足し ましたが、今年度後半には経済産業省の新規プロジェクトである未来開拓研究プロ ジェクトによる共同研究が加わるというニュースも大きなトピックスとなりました。 機構も拠点として多様な側面を抱えるようになってきたといえます。除夜の鐘が突き 出されるまで暫し、来し方行く末に思いを馳せたいと思います。(O)
┌──────────────────────────────────
■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
└──────────────────────────────────
┌──────────────────────────────────
7【掲載論文】●機構関係者の論文情報を紹介します
└──────────────────────────────────
★Y. Yamamoto, K. Takata, S. Utsunomiya,
"Quantum computing vs. coherent computing"
New Generation Computing Vol.30 Iss.4 327-355 DOI: 10.1007/s00354-012-0403-5Published: OCT 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★PA. Favuzzi, R. Bardoux, T. Asano, Y. Kawakami, S. Noda,
"Ab-initio design of nanophotonic waveguides for tunable, bidirectional optical forces"
Optics Express Vol.20 Iss.22 24488-24495 Published: OCT 22 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★K. Inomata, T. Yamamoto, PM. Billangeon, Y. Nakamura, JS. Tsai,
"Large dispersive shift of cavity resonance induced by a superconducting flux qubit in the straddling regime"
Physical Review B Vol.86 Iss.14 140508 DOI: 10.1103/PhysRevB.86.140508 Published: OCT 26 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★T. Sekitani, T. Someya,
"Ambient electronics"
Japanese Journal of Applied Physics Vol.51 Iss.10 100001 DOI: 10.1143/JJAP.51.100001 Part: Part 1 Published: OCT 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★K. Konishi, BF. Bai, Y. Toya, J. Turunen, YP. Svirko, M. Kuwata-Gonokami,
"Surface-plasmon enhanced optical activity in two-dimensional metal chiral networks"
Optics Letters Vol.37 Iss.21 4446-4448 Published: NOV 1 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★P. N. Hai, W. Nomura, T. Yatsui, M. Ohtsu, and M. Tanaka,
“Effects of laser irradiation on the self-assembly of MnAs nanoparticles in a GaAs matrix,”
Applied Physics Letters, Vol. 101, Issue 19, 193102-1-4 November 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★E. Wakakuwa, M. Murao,
"The chain rule implies Tsirelson's bound: an approach from generalized mutual information"
New Journal of Physics Vol.14 113037 DOI: 10.1088/1367-2630/14/11/113037 Published: NOV 27 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★NC. Jones, JD. Whitfield, PL. McMahon, MH. Yung, R. Van Meter, A. Aspuru-Guzik, Y. Yamamoto,
"Faster quantum chemistry simulation on fault-tolerant quantum computers"
New Journal of Physics Vol.14 115023 DOI: 10.1088/1367-2630/14/11/115023 Published: NOV 27 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★K. Tanabe, K. Watanabe, Y. Arakawa
"1.3 μm InAs/GaAs quantum dot lasers on Si rib structures with current injection across directbonded GaAs/Si heterointerfaces"
Optics Express 20 (26), B315-B321 (2012) DOI: 10.1364/OE.20.00B315

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★K. M. Cha, K. Shibata, and K. Hirakawa
"Single electron transport through site-controlled InAs quantum dots"
Applied Physics Letters vol. 101, 223115-1-5 NOV 2012

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★M. Arita, S. Kako, S. Iwamoto, and Y. Arakawa,
"Fabrication of AlGaN two-dimensional photonic crystal nanocavities by selective thermal decomposition of GaN,"
Applied Physics Express, Vol. 5, Iss. 12, Article No. 126502, Published: Dec 2012
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[ヘッドラインへ]