【研究】染谷教授らが様々な基板上に分子配向膜形成技術を開発(12月20日)
染谷隆夫教授(工学系研究科)、横田知之講師、関谷毅教授(大阪大学)らの研究グループがプラスチックを含む様々な基板上に分子配向膜を形成する手法を開発し、1V以下の低電圧で駆動するなど、有機トランジスタ回路の高性能化につながる技術を開発しました。有機集積回路の実現につながる成果と期待されます。成果論文が12月18日付Nature Nanotechnology電子版で公開されました。
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http://www.nature.com/articles/s41565-017-0018-6
【研究】樽茶教授らがSiで超高精度電子スピン量子ビットを実現しました(12月18日)
樽茶清悟教授(工学系研究科)、伊藤公平教授(慶應義塾大学)、小寺哲夫准教授(東京工業大学)らの研究グループが同位体制御されたシリコン基板を用い、世界最高精度の演算精度を持つ電子スピン量子ビットを実現しました。同位体制御シリコン基板に、量子ドット素子を形成し、特殊形状の磁石を組み合わせて、高速スピン操作を行い、従来の量子ビットに比べ、約100倍の演算速度と約10倍の情報保持時間を同時に達成しました。また量子演算の誤り率も従来トップデータの10分の1に低減することに成功しました。この成果はNature Nanotechnology12月18日付け電子版で公開されました。
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https://www.nature.com/articles/s41565-017-0014-x
【活動】ISPEC2017を盛況に開催しました(12月11-12日)
機構は12月11、12の両日、駒場リサーチキャンパスで「The 7th International Symposium on Photonics and Electronics Convergence - Advanced Nanophotonics and Silicon Device Systems - (ISPEC2017)」を盛況に開催しました。国内外の同分野の第一線研究者を迎え、シリコンフォトニクスの最先端研究成果と今後の課題について、活発に議論を深めることができました。また初日午前の二つのPlenary講演を第11回フォトニクス・イノベーション(PI)セミナーと位置付けて、NEDOと共同開催し、学生、若手技術者に広く開放しました。
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http://pecst.org/ispec2017/index.html
【研究】樽茶教授らがもつれ光子対から相関をもつ光子と電子の対を生成(12月5日)
樽茶清悟教授(工学系研究科)らの研究グループがもつれ光子対を用いて相関をもつ光子と電子の対の生成・検出に成功しました。この成果はもつれた光子対から異なる種類の基本粒子の量子もつれを生成できることを示した初の実証成果です。量子中継器への応用が期待されます。この成果論文はScientific Reports12月5日付に公開されました。
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https://www.nature.com/articles/s41598-017-16899-w
【研究】樽茶教授らが電子波位相変化は人工原子内部構造の反映を実証(11月22日)
樽茶清悟教授(工学系研究科)、山本倫久特任准教授らは電子波の位相変化は人工原子の内部構造を反映することを初めて実証することに成功しました。独自に開発し、改良した2経路干渉計を用いて精密に位相測定を行い、検証しました。新たな物理現象解明や電子波の位相制御による量子ビットなどの量子情報デバイスへの応用が期待されます。この成果論文はNature Communications11月22日付に公開されました。
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https://journals.aps.org/prb/abstract/10.1103/PhysRevB.95.241301
http://www.optronics-media.com/news/20171124/49200/
【研究】「光集積回路」で第10回PIセミナーを開催しました(10月4日)
機構は10月4日に駒場リサーチキャンパスで「光集積回路の基礎と最新技術」をテーマに第10回フォトニクス・イノベーション(PI)セミナーを開催しました。講師に横浜国立大学の國分泰雄教授および機構の太田泰友特任准教授を招き、それぞれ「導波路型光機能デバイスの基本原理と集積化」、「固体共振器量子電気力学の基礎と超低消費電力光源への展開」と題して、チュートリアル講演から最新技術の紹介まで広範な講義がありました。質疑も熱心かつ活発に行われました。
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http://picc.iis.u-tokyo.ac.jp/eventdetail/photonics-innovation-seminar-10th/
【受賞】荒川、舘林両先生が2017年度応物「解説論文賞」を受賞しました(9月5日)
荒川泰彦教授、舘林潤大阪大学大学院工学研究科講師(論文投稿時=当機構特任助教)が応用物理学会の第39回(2017年度)応用物理学会論文賞の解説論文賞を9月5日に受賞しました。授賞対象論文は「応用物理 第85巻 第7号 pp.568-574」に掲載された“ナノワイヤ量子ドットレーザーの進展”です。

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https://www.jsap.or.jp/activities/award/paper/prizewinner39.html
【研究】野村准教授らが波動性による熱伝導制御を初めて実証しました(8月4日)
野村政宏准教授らは波動性による熱伝導制御を初めて実証しました。従来、熱伝導は粒子性で説明されてきましたが、周期的なフォノニック結晶と非周期的な構造で高精度に比較測定することで、波動性による熱伝導を初めて実証しました。成果論文が8月4日付Science Advancesに公開されました。

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http://advances.sciencemag.org/content/3/8/e1700027
【研究】染谷教授らが皮膚呼吸可能な貼り付け型網目状センサー開発(7月18日)
染谷隆夫教授らは慶応義塾大学などと共同で皮膚呼吸が可能な皮膚貼り付け型ナノメッシュセンサーを開発しました。生体適合性に富む金と高分子材料でナノメッシュセンサーを開発し、パッチテストでもその効果を確認しました。

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http://www.nature.com/nnano/journal/vaop/ncurrent/full/nnano.2017.125.html?foxtrotcallback=true
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071800011&g=soc
【研究】中村教授らが量子的振る舞いの定量評価に成功しました(7月6日)
中村泰信教授らは磁石の量子的振る舞いである「マぐノン」を初めて定量的に観測することに成功しました。超伝導回路上の量子ビット素子を超高感度な検出器として用い、強磁性体単結晶中に励起されたマグノンの数を1個ずつ計数し、その分布を明らかにしたものです。超伝導量子ビット素子が量子舞いに対しても新たなセンサー応用になることを示した成果です。

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http://advances.sciencemag.org/content/3/7/e1603150
news20170706-1.pdf
【受賞】田辺准教授が「ゴットフリート・ワグネル賞2017」を受賞(6月19日)
田辺克明准教授(京都大学)が6月19日(月)に第9回ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリート・ワグネル賞2017」を受賞しました。在日ドイツ商工会議所による若手研究者を表彰する賞で、田辺准教授はエネルギー部門で“新しい半導体接合技術によるグリーン光電子デバイス”の研究で受賞されました。

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http://german-innovation-award.jp/?JA
news2017062121-1.pdf
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http://picc.iis.u-tokyo.ac.jp/eventdetail/photonics-innovation-seminar-9th/
【活動】盛況に第3回PIビジョンワークショップを開催(5月22日)
機構は5月22日(月)に第3回フォトニクスイノベーションビジョンワークショップを駒場リサーチキャンパスのENEOSホールで盛況に開催いたしました。「AI-IoT時代に向けたコンピューティング技術とフォトニクス」をテーマに、AI、コンピューター、LSIなど、幅広い視点から、最新のIT技術の展望について講師によるパネルディスカッションも含め活発に討論しました。

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http://picc.iis.u-tokyo.ac.jp/eventdetail/photonics-innovation-workshop-1705/
【受賞】野村准教授がISCS Young Scientist Awardを受賞しました(5月15日)
野村政宏准教授が5月15日(月)にベルリンで開催のCSW2017で、ISCS Young Scientist Awardを受賞しました。授賞理由は「For contributions to the development of thermal conduction control technology in semiconductor thin films by phonon engineering」です。

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http://www.csw2017.org/Young-Scientist-Award.html
【受賞】荒川機構長が日本学士院賞を受賞します(3月13日)
荒川泰彦機構長に第107回日本学士院賞が贈られることが3月13日発表されました。授賞理由は「量子ドットとその光素子応用に関する研究」で、量子ドット概念とその半導体レーザ応用の提案並びにその実用化への貢献のほか、量子ドットレーザのシリコンフォトニクス応用、高温動作単一光子源や単一人工原子レーザの実現、半導体初の真空ラビ分裂の観測による固体共振器量子電気力学の基礎構築なども評価されました。授賞式は6月12日に上野の日本学士院で行われます。

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http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2017/031301.html
【活動】第8回PIセミナーを開催しました(2月22日)
機構は2月22日に生産技術研究所で「第8回フォトニクス・イノベーション(PI)セミナー」を開催しました。“次世代データコムに向けたフォトニクス技術”をテーマに、日本オクラロの井上宏明執行役員兼CTOが「次世代データコムに向けたフォトニクス技術」、東京工業大学の西山伸彦准教授が「Inter/Intraチップ光回路に向けた異種基板接合半導体レーザ技術」と題してそれぞれ講演を行いました。データセンタの抱える現状と将来への課題について、シリコンフォトニクス技術の可能性まで議論が活発に行われました。

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http://picc.iis.u-tokyo.ac.jp/eventdetail/photonics-innovation-seminar-8th/
【受賞】荒川機構長が米工学アカデミー(NAE)外国会員に選出されました(2月8日)
荒川泰彦機構長(生産技術研究所附属光電子融合研究センター長、教授)が量子ドットレーザと関連ナノ光素子への貢献で米国工学アカデミー(NAE)外国人会員に選出されました。

[リンク]
https://www.nae.edu/Projects/MediaRoom/20095/164396/165210.aspx
http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/pdf/NAE_ForeignMembers_2017.pdf
【受賞】QDレーザがレーザ励起用量子ドットレーザでPRISM賞を受賞(2月1日)
QDレーザの極短パルスのファイバレーザ励起用種光源(Ultra-Short Pulsed Seeder for Fiber Laser)が1月27日から2月1日まで米国で開催された「SPIE Photonics West」でPRISM Awardを産業用レーザ部門で受賞しました。

[リンク]
https://www.photonicsprismaward.com/winners.aspx?year=2017