東京大学の関野正樹教授らと東京工業大学の波多野睦子教授らを中心とした共同研究チームは、ダイヤモンドNV(窒素欠陥)センタによる量子センサを開発し、ラットの心磁をミリメートル(mm)単位の微小空間分解能で可視化することに成功しました。従来、心磁イメージングにはSQUIDなどが使われていましたが、cmスケールに留まっていました。今回、mmスケールの微小領域から発生する不整脈の解明に対応でき、種々の心臓疾患の研究を発展させる重要なツールになると期待されます。この成果は8月23日付「Communications Physics」オンライン版に掲載されました。
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