大矢忍准教授、田中雅明教授らの共同研究グループはスピン流を2次元電子ガスに注入する際に、スピン流が絶縁体で減衰する問題を解決するために、金属状態の強相関電子系酸化物を用いて、従来の3倍を超える世界最高効率のスピン流電流変換を実現しました。将来の酸化物を用いた低消費電力スピンデバイスの実現に結びつくキー技術と注目されます。共同研究グループは、大矢准教授、田中教授らの東大グループに堀場弘司高エネルギー加速器研究機構准教授(研究当時)、組頭広志東北大学教授らが加わりました。成果論文は9月26日付”Nature Communications”に掲載されました。
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