野村政宏教授らの共同研究グループは、グラファイトの同位体を除去・高純度化することで、100K(-173℃)付近で、フォノンの相互作用で生じる集団的流れ(フォノンポアズイユ流れ)によって熱伝導が増強されることを実証しました。これまで明確でなかったグラファイト中のフォノンポアズイユ流れの形成に関する理論的判断基準も明確にしました。これにより半導体などの放熱材料として注目されるグラファイトのさらなる放熱性能の向上が期待されます。この共同研究には町田友樹教授らも加わりました。この成果論文はオンライン科学誌「Nature Communications」4月19日付に公開されました。
[Link]