古澤明教授らの共同研究グループは大規模誤り耐性型量子コンピュータ実現に必要な論理量子ビットを光で初めて生成することに成功しました。1つの量子ビットに重ね合わせを保持したままエラー情報を元に復元できる論理量子ビットであるGottesman-Kitaev-Preskill(GKP)量子ビットを光で実現しました。古澤教授らが情報通信研究機構(NICT)のグループと超伝導光子検出器を用いてその生成に成功したもので、古澤教授らの持つ大規模光量子プロセッサ実現技術と組み合わせることで、大規模誤り耐性型光量子コンピュータの実現が期待されます。今回の共同研究にはNICTのほか、理化学研究所、チェコ共和国、ドイツ連邦共和国の大学も加わりました。この成果論文は1月19日付科学誌「Science」online版に公開されました。
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