高木剛教授は日本電信電話(NTT)、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所、長崎県立大学の研究者と共同でデジタル署名方式「QR-UOV」を改良し、コンパクトさと効率性を両立する日本発のデジタル署名方式を公開します。安全性証明及び処理性能を向上させる実装技術を含む新たな技術仕様書を公開するもので、提案初期と比べ、処理性能が向上したことにより、効率性とコンパクトさの両立が図られ、量子計算機でも解読できない耐量子計算機暗号(PQC)として、提案方式の標準化採用や社会実装に大きく前進しました。QR-UOVは米国標準化コンペに提出している方式で、2024年10月に第2ラウンドへの進出が決まり、2025年9月に開催される第6回NIST PQC標準化会議で発表する予定です。
[Link]