機構の荒川泰彦教授らと協働機関の富士通研究所、NECの共同チームは単一光子源方式で世界最長となる120kmの量子暗号鍵伝送に成功しました。最高水準の高純度単一光子源の開発や高感度超伝導単一光子検出器の採用をベースに単一光子源に最適化した量子暗号システムの開発などにより実現しました。この伝送距離は首都圏の大都市をカバーでき、運用・管理が簡便な単一光子源方式の究極の秘匿通信の実用化に弾みがつくと期待されます。成果論文はScientific Reports9月25日(英国時間)に公開されました。
[リンク]
・http://www.nature.com/articles/srep14383#abstract
[関連報道]
・日本経済新聞(2015.09.28_13面)
・日刊工業新聞(2015.09.28_22面)
・マイナビニュース(2015.09.28)
・EETimes(2015.09.28)