中村泰信教授(先端科学技術研究センター)らと東京医科歯科大学の越野和樹准教授は共同で量子ビットの短寿命化を阻止する新技術を開発しました。量子コンピューターでは量子ビットへ個別アクセスするため、量子ビットへ制御線を結合させます。このため量子ビットの短寿命化は不可避と考えられてきました。制御線に非線形フィルターを強く結合させる工夫により、量子ビットの短寿命化を阻止可能なことを発見したものです。これは反超放射と呼ばれる量子干渉効果で、量子コンピューターへの応用が期待されます。この成果論文は1月27日付のPhysical Review Appliedオンライン版に公開されました。