武田俊太郎准教授らは情報を乗せた3個の光パルス(3量子ビット相当)で様々な計算ができる独自の光量子コンピュータ開発に成功しました。大規模な計算も最小規模の光回路で効率よく実行できる、独自の「大規模光量子コンピュータ方式」を提案し、2021年にはその心臓部となる1個の光パルスによる計算回路の開発に成功していましたが、今回、3個の光パルスで計算できる小規模のプロトタイプを完成し、その原理実証に成功しました。同方式は光パルス数の拡張性や計算内容を切り替えられる汎用性に富むため、大規模汎用光量子コンピュータへの道を開くほか、多彩な光量子技術の実現を加速させるものと期待されます。この成果論文は「Physical Review Letters」7月25日付オンライン版に掲載されました。
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