野村政宏教授らの共同研究グループはシリコン薄膜のナノ構造で熱流制御を施した熱電発電素子を開発し、量産可能な熱電発電素子として、従来の10倍以上の世界最高性能を達成しました。これにより、より小さな温度差でもセンサなどの駆動やデータ送信も可能となり、将来のトリリオンセンサ社会を支える本格的なエナジーハーベスト技術として注目されます。共同研究には野村グループのほか、物質・材料研究機構(NIMS)、独・フライブルク大学、セイコーフューチャークリエーション、TOPPAN、前田建設工業が加わりました。成果論文が「Materials Today Physics」オンライン版に公開されました。
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