野村政宏准教授(生産技術研究所)が2月18日(火)に第16回日本学術振興会賞を受賞しました。授賞理由は「フォノニックナノ構造を用いた熱流制御とその環境発電応用」です。ナノ構造を用いて、熱の波動性に基づく干渉を用いた熱伝導制御に成功し、また、本来、方向性なく拡散する熱をナノスケールで顕在化する弾道性を利用することで、熱に指向性を与えられることを提案、実証したことなどが評価されました。上野の日本学士院で行われた同授賞式には、秋篠宮ご夫妻も出席し、受賞者らに励ましの言葉をかけられました。