中村泰信教授(先端科学技術研究センター)らが超伝導量子ビットを使った新しい量子センサーの開発に成功しました。マグノンと呼ばれる強磁性体中に励起されたエネルギー量子1個と超伝導量子ビットとの間に生じる量子もつれで検出する仕組みを開発し、単一試行測定でも集団励起のエネルギー量子を1個でも検出できるようにしました。この仕組みの応用により、宇宙のダークマター候補の一つであるアクシオンの検出などにも応用でき、新しい量子センサーとして注目されます。成果論文は1月24日付Scienceオンライン版に公開されました。