小関泰之教授(工学系研究科)らと慶応大学、コロンビア大学などの共同研究グループは、細胞内生体分子を誘導ラマン散乱(SRS)によるSRS顕微法と蛍光分子の発光を検出する蛍光顕微法を統合し、複雑で多様な細胞を詳細に解析する技術を開発しました。これによりラマン標識と蛍光標識された生細胞の8多重イメージングを従来より20倍以上高速な30秒以内で実現しました。これにより生きた細胞内の小器官の複雑な相互作用や多数細胞の小器官の分布を詳細に調べることに成功しました。生命の仕組み解明や薬剤開発への弾みが期待されます。成果論文は7月27日付Elsevier社の7月27日(金)付iScience電子版に公開されました。
[Link]