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1【機構活動I】●6月5、6日に駒場リサーチキャンパス公開を開催します
2【機構活動II】●4月30日にナノ量子セミナーを開催しました
3【拠点活動】●5月20日に拠点諮問委員会を開催しました
4【若手育成】●8月3日から「iNOW2015」を東大・東工大で開催します
5【受賞情報】●機構関係で田尻君ら3名が応物講演奨励賞を受賞しました
6【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
7【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
8【掲載論文】●機構メンバーの発表論文の一部を紹介します
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☆★☆記事内容★☆★
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1【機構活動】●6月5、6日に駒場リサーチキャンパス公開を開催します
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★東京大学駒場リサーチキャンパス公開が6月5日(金)−6日(土)の2日間、開催さ
れます。機構はE棟1階エレベーターホールを中心に出展します。産学連携による最
新の研究開発成果をはじめ、将来のシリコンフォトニクス最前線、量子ドットレーザ
製品、小型可視レーザを用いた弱視支援用レーザアイウェアなどのデモ展示も行いま
す。
また国際光年を記念して、先端研3号館南棟のENEOSホールでは、6月5日(金)14:00
から生研・先端研合同企画の講演会「光を活かす、LEDと太陽電池」が、6月6日
(土)13:30から生研主催の特別企画「未来を創る光の科学と技術」講演会も予定して
います。いずれも光電子融合研究センターが中心となって開催します。後者は中高生
を対象に光技術の面白さを紹介する予定です。
↓↓↓詳しくは↓↓↓
http://komaba-oh.jp/
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2【機構活動】●4月30日にナノ量子セミナーを開催しました
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★機構は4月30日(木)に駒場リサーチキャンパスENEOSホールで「ナノ量子情報エ
レクトロニクスセミナー」を開催しました。午前10時から午後6時まで機構の大学お
よび産業界主要メンバーによる最新の研究成果と今後の取り組みについて、報告し、
充実した一日となりました。
セミナーでは荒川機構長の開会あいさつのあと、午前の部はナノ量子情報分野の大
学メンバーから、午後の前半は協働機関5社の代表から産学連携による進展と今後の
取り組みについて、後半はフレキシブルエレクトロニクスなど、次世代ナノエレクト
ロニクスおよび量子情報科学技術基盤研究について充実した報告が行われました。
とくに機構発足以来の研究成果と今後の取り組みを中心に報告されたため、これま
での約10年間の進展度合いを俯瞰するとともに、今後の方向が明確化されたセミナー
となりました。
↓↓↓セミナープログラム↓↓↓
http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/seminar/seminar.html?date=20150430
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3 【拠点活動】●5月20日に拠点諮問委員会を開催しました
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★機構は先端融合領域イノベーション創出拠点の形成プログラム「ナノ量子情報エレ
クトロニクス連携拠点」プロジェクトの第6回諮問委員会を5月20日(水)に東京大学
本郷キャンパスの伊藤国際学術研究センター・特別会議室で開催しました。
当日は江崎玲於奈諮問委員長はじめ、国内諮問委員(1名欠席)、科学技術振興機構
関係者、拠点側からは拠点総括責任者の五神真総長をはじめ、荒川泰彦機構長ら大学
関係者、産業界から5社の協働機関代表者(代理含む)が出席しました。
江崎委員長に続いて挨拶に立った五神総長は「今日は総括責任者として挨拶しま
す」と笑いを誘いながら、「産学連携を進めてきた、この拠点を一つの成功事例とし
て東大に実装していくとともに、バックアップしていきたい」などと述べました。
その後、荒川泰彦機構長の進捗状況説明を受けて2時間余り審議しました。詳細報
告は省略しますが、諮問委員からいただいた貴重なご意見・アドバイス等を、今後の
拠点運営に生かしていきます。
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4 【若手育成】●8月3日から「iNOW2015」を東大・東工大で開催します
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★機構などの主催で「International Nano-Optoelectronics Workshop 2015
(iNOW2015)」が8月3日(月)から5日間、東京大学、東京工業大学を舞台に開催され
ます。夏の期間を利用し、ナノオプトエレクトロニクス分野の若手研究者・学生の
育成を主眼に行われるサマースクールの一環です。日本で開催されるのは2008年以来、
7年ぶりとなります。
今回は2014年ノーベル物理学賞の天野浩名古屋大学教授をはじめ、分野開拓した末
松安晴、伊賀健一両元東工大学長、Eli Yablonovitch UCB教授ら内外の著名な研究者
30数名のチュートリアル講演が予定され、また若手研究者や学生らのポスター発表も
行い、相互に交流・討論できるまたとない貴重な機会となります。
↓↓↓詳しくは↓↓↓
http://www.inow.iis.u-tokyo.ac.jp/
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5【受賞情報】●機構関係で田尻君ら3名が応物講演奨励賞を受賞しました
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★5月20日に応用物理学会の第38回(2015年春季)講演奨励賞受賞者が公開されまし
た。機構関係者では、荒川・岩本研究室の田尻武義君(D2)、HOLMES Mark特任准教
授、田中・大矢研究室の石井友章君(M2)がそれぞれ受賞しました。表彰式は9月13
日から名古屋市の名古屋国際会議場で開催の応用物理学会で行われます。各受賞者の
発表番号、タイトル、共著者(カッコ内)は次の通り。
◎田尻武義 12p-A10-16 プレート差込型積層方式を用いた三次フォトニック結
晶 −提案と作製−(高橋 駿,太田 泰友,舘林 潤,岩本 敏,荒川 泰彦)
◎Tomoaki Ishii 14a-D2-8 Band structure of GaMnAs near the Fermi level
studied by time-resolved light-induced reflectivity measurements (Tadashi
Kawazoe,Yusuke Hashimoto,Hiroshi Terada,Iriya Muneta,Motoichi Ohtsu,
Masaaki Tanaka,Shinobu Ohya)
◎HOLMES Mark 13a-B1-14 フーリエ分光法による位置制御GaNナノワイヤ量子ドッ
トにおけるスペクトル拡散の評価 (加古 敏,崔 琦鉉,有田 宗貴,荒川 泰彦)
↓↓↓(詳しくは)↓↓↓
https://www.jsap.or.jp/activities/award/lecture/dai38kai.html
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6【Media情報】●機構関係者に関する掲載情報を紹介します
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★4月21日(火)に開催された「国際光年記念式典〜シンポジウム」の様子が日刊工
業新聞に報道されました。国際光年を特集した同記事には荒川泰彦ICO会長の国際光
年の意義に関するコメントを紹介する一方、最近の光科学成果では、古澤明教授らの
「光子の非局所性」を約100年ぶりに実証した成果が紹介されました。
◎日刊工業新聞 4月30日付11面 未来照らす光技術
今年「国際光年」、国連が制定
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★荒川泰彦教授が日刊工業新聞のコラム「レーザー」欄に紹介されました。
◎日刊工業新聞 5月19日付25面 光実装で巻き返せ 荒川さん
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7【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
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★9月13日(日)−16日(水)「10th IEEE Nanotechnology Materials and Devices Conference (NMDC 2015)」(@ Anchorage Alaska USA)
http://ieeenmdc.org/nmdc-2015/
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★10月4日(日)−8日(木)「2015 IEEE Photonics Conference, 28th Annual Conference of the IEEE Photonics Society」(@Hyatt Regency Reston, Reston, Virginia USA)
http://www.ipc-ieee.org/
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★10月14日(水)−16日(金)「InterOpto2015」(@パシフィコ横浜、横浜市西区み なとみらい)
http://www.optojapan.jp/interopto/
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★10月25日(日)−28日(水)「The 20th MicroOptics Conference (MOC ’15) 」(@ Fukuoka International Congress Center, Fukuoka, Japan )
http://www.moc2015.com/
・・・・・ [ヘッドラインへ] ・・・・・・・・・・・・・・・
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■【編集後記】新年度に入って早々、恒例のキャンパス公開を目前に控えています。
今年は「国際光年」。キャンパス公開でもそれにちなんだ催事が目白押しのようで
す。光に関する科学・技術は幅広く、普段、交流もほとんどないような研究者が、国
際光年ということで垣根を越えて連携の輪が広がっているように思います。異分野融
合に光を当てる契機になっているかもしれません。もっとダイレクトに光を当てると
いう意味では、機構のブースでは、QDレーザと共同開発中の弱視支援用レーザアイ
ウェアのデモ展示があげられます。視力障害により、文字も読めないような人でもこ
れを装着すれば、“補視器”の役割を果たし、文字通り光が当たり、実世界との融合
が図れます。(O)
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■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
├ http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/
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8【掲載論文】●機構関係者の論文情報を紹介します
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★Y. Romach, C. Muller, T. Unden, LJ. Rogers, T. Isoda, KM. Itoh, M. Markham, A. Stacey, J. Meijer, S. Pezzagna, B. Naydenov, LP. McGuinness, N. Bar-Gill, F. Jelezko,
“Spectroscopy of Surface-Induced Noise Using Shallow Spins in Diamond”
PHYSICAL REVIEW LETTERS Vol.114 Iss.1 017601 DOI: 10.1103/PhysRevLett.114.017601 Published: JAN 6 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★MJ. Yang, NY. Kim, Y. Yamamoto, N. Na,
“Verification of very strong coupling in a semiconductor optical microcavity”
NEW JOURNAL OF PHYSICS Vol.17 023064 DOI: 10.1088/1367-2630/17/2/023064 Published: FEB 24 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★M. Fuwa, S. Takeda, M. Zwierz, HM. Wiseman, A. Furusawa, “Experimental proof of nonlocal wavefunction collapse for a single particle using homodyne measurements” NATURE COMMUNICATIONS Vol.6 6665 DOI: 10.1038/ncomms7665 Published: MAR 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ ★AH. Majedi, Y. Nakamura, WD. Oliver, S. Pagano, C. Foley,
“Introduction to the Issue on Superconducting Quantum Electronics and Photonics”
IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS Vol.21 Iss.2 0200403 DOI: 10.1109/JSTQE.2015.2409054 Published: MAR-APR 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★SV. Lobanov, T. Weiss, NA. Gippius, SG. Tikhodeev, VD. Kulakovskii, K. Konishi, M. Kuwata-Gonokami,
“Polarization control of quantum dot emission by chiral photonic crystal slabs”
OPTICS LETTERS Vol.40 Iss.7 pp.1528-1531 DOI: 10.1364/OL.40.001528 Published: APR 1 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★M. Nomura, J. Nakagawa, Y. Kage, J. Maire, D. Moser, O. Paul,
“Thermal phonon transport in silicon nanowires and two-dimensional phononic crystal nanostructures”
APPLIED PHYSICS LETTERS Vol.106 Iss.14 143102 DOI: 10.1063/1.4917036 Published: APR 6 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★Y. Ota, R. Ohta, N. Kumagai, S. Iwamoto, Y. Arakawa,
“Vacuum Rabi Spectra of a Single Quantum Emitter”
PHYSICAL REVIEW LETTERS Vol.114 Iss.14 143603 DOI: 10.1103/PhysRevLett.114.143603 Published: APR 8 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★H. Kiyama, T. Nakajima, S. Teraoka, A. Oiwa, S. Tarucha,
“Spin-dependent current through a quantum dot from spin-polarized nonequilibrium quantum Hall edge channels”
PHYSICAL REVIEW B Vol.91 Iss.15 155302 DOI: 10.1103/PhysRevB.91.155302 Published: APR 10 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★YH. Jhang, K. Tanabe, S. Iwamoto, Y. Arakawa,
“InAs/GaAs Quantum Dot Lasers on Silicon-on-Insulator Substrates by Metal-Stripe Wafer Bonding”
IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS Vol.27 Iss.8 pp.875-878 DOI: 10.1109/LPT.2015.2398465 Published: APR 15 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★T. Karin, RJ. Barbour, C. Santori, Y. Yamamoto, Y. Hirayama, KMC. Fu,
“Radiative properties of multicarrier bound excitons in GaAs”
PHYSICAL REVIEW B Vol.91 Iss.16 165204 DOI: 10.1103/PhysRevB.91.165204 Published: APR 20 2015
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
★K. Kitano, K. Suzuki, K. Ishizaki, S. Noda,
“Three-dimensional photonic crystals fabricated by simultaneous multidirectional etching”
PHYSICAL REVIEW B Vol.91 Iss.15 155308 DOI: 10.1103/PhysRevB.91.155308 Published: APR 23 2015
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★J. Miyazaki, M. Hajdusek and M. Murao
“Analysis of the trade-off between spatial and temporal resources for measurement-based quantum computation”
Phys. Rev. A 91, 052302 (2015),Published: MAY2015
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★S. Nakayama, A. Soeda and M. Murao
“Quantum algorithm for universal implementation of projective measurement of energy”
Phys. Rev. Lett. 114, 190501 (2015),Published: MAY2015
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★AW. Schell, H. Takashima, S. Kamioka, Y. Oe, M. Fujiwara, O. Benson, S. Takeuchi,
“Highly Efficient Coupling of Nanolight Emitters to a Ultra-Wide Tunable Nanofibre Cavity”
SCIENTIFIC REPORTS Vol.5 9619 DOI: 10.1038/srep09619 Published: MAY 6 2015
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