┌───\Headline/──────────────────────────
1【機構活動】●4月18日から横浜でICNN2017を開催します
2【受賞情報】●荒川教授に日本学士院賞が贈られます
3【人事情報】●機構関係者の3月1日付人事をお知らせします
4【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
5【周辺情報】●3月8日に第1回「光の日」合同シンポが開催されました
6【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
└───────────────────────────────────

☆★☆記事内容★☆★
┌───────────────────────────────────
1【機構活動】●4月18日から横浜でICNN2017を開催します
└───────────────────────────────────
★機構主催による「International Conference on Nano-photonics and Nano-electronics
2017(ICNN 2017)」(組織委員長=荒川泰彦機構長)が4月18日(火)から4日間、
横浜市の横浜パシフィコで開催されます。同会議は並行して開催される「OPTICS
and PHOTONICS International Congress 2017 (OPIC 2017)」を構成する専門会
議の1つで、ナノフォトニクス、ナノ光電子融合分野の最先端話題を議 論します。

↓↓↓(詳しくは)

http://icnn.opicon.jp/

 OPIC 2017は2012年より、毎年春に光技術の総合展である「OPTICS & PHOTONICS
International Exhibition (OPIE’17)」と同時開催している光技術の国際会議で
す。OPICにはICNN2017を含め、11の光関連専門国際会議が参加しており、1000名を
超える研究者、技術者が世界各国から参加する予定です。

┌──────────────────────────────────
2【受賞情報】●荒川教授に日本学士院賞が贈られます
└──────────────────────────────────
★荒川泰彦教授(ナノ量子情報レクトロニクス研究機構長・生産技術研究所光電子融
合研究センター長)ら10名に第107回日本学士院賞を授賞すると3月13日(月)に日本
学士院が発表しました。同賞は明治43年に創設され、ノーベル賞受賞者が多数名を連
ねるなど、わが国で最も権威ある学術賞の一つです。今回、9件・10名への授賞発表
ですが、荒川教授への授賞理由は「量子ドットとその光素子応用に関する研究」で
す。その授賞理由の中で、量子ドットの概念とその半導体レーザ応用の提案、並びに
その実用化への貢献のほか、量子ドットレーザのシリコンフォトニクス応用、高温動
作単一光子源や単一人工原子レーザの実現、半導体における初の真空ラビ分裂の観測
による固体共振器量子電気力学の基礎構築なども評価されました。

↓↓↓詳しくは(日本学士院プレスリリース)↓↓↓
http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2017/031301.html

 授賞式は6月12日(月)に東京・上野の日本学士院で行われる予定です。日本学士
院の授賞発表に伴い、全国紙、地方紙、ウェブニュースなど、多くの媒体で報道され
ました。そのごく一部を紹介します。また荒川教授の受賞に関して、応用物理学会、
東京大学や同生産技術研究所、同理学系研究科物理学専攻から受賞祝福のお知らせが
ありました。合わせて紹介します。

◎朝日新聞   3月14日付37面 長谷川氏らに日本学士院賞
◎読売新聞   3月14日付37面 学士院賞 長谷川氏ら10人
◎毎日新聞   3月14日付28面 学士院賞 長谷川昭氏ら マントルと地震の関係調査
◎日本経済新聞 3月14日付42面 学士院賞に10人 長谷川氏は恩賜賞も受賞
◎産経新聞   3月14日付24面 学士院賞 長谷川氏ら10人

↓↓↓お知らせ(応用物理学会)↓↓↓
https://www.jsap.or.jp/headline/headline_20170316.html
↓↓↓お知らせ(東京大学)↓↓↓
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/news/topics/topics_z0107_00038.html
↓↓↓お知らせ(東京大学生産技術研究所)↓↓↓
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/2675/
↓↓↓お知らせ(東京大学理学系研究科物理学専攻)↓↓↓
http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/award/9846/

┌──────────────────────────────────
3【人事情報】●機構関係者の3月1日付人事をお知らせ致します
└──────────────────────────────────
★機構関係者の3月1日付人事を紹介いたします。
◎舘林潤特任助教が3月1日(水)付で大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科
学専攻マテリアル科学コース 構造機能制御学講座 講師に昇任しました。
◎高橋駿特任助教が3月1日(水)付で京都工芸繊維大学大学戦略推進機構系 グ
ローバルエクセレンス 助教に異動しました。

┌──────────────────────────────────
4【メディア情報】●機構関係者に関する掲載記事を紹介します
└──────────────────────────────────
★日本学士院賞の授賞発表が3月14日(火)に報道され、その週末の18日(土)付日
本経済新聞の「This Week Review このヒト」欄に荒川泰彦教授の受賞が取り上げら
れ、受賞に至る研究と人となりが紹介されました。
◎日本経済新聞 3月18日付2面 This Week Review このヒト
               東京大学教授 荒川泰彦氏
               学士院賞受賞 半導体に光を
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14238000X10C17A3EA1000/

┌──────────────────────────────────
5【周辺情報】●3月8日に第1回「光の日」合同シンポが開催されました
└──────────────────────────────────
★光速約3×10の8乗m/sにちなんで、3月8日(水)に東京・茗荷谷の筑波大学東京
キャンパスで第1回「光の日」合同シンポジウムが開催されました。2007年より、日
本学術振興会光エレクトロニクス第130委員会(学振130委員会)が光速にならって3
月8日を「光の日」に定めて活動してきた経緯から、今回、学振130委員会のほか、日
本光学会、レーザー学会、応用物理学会フォトニクス分科会が主催に名を連ね、第1
回合同シンポ開催の運びとなったものです。

 当日は広い会場を埋め尽くすほどの参加者が詰めかけ、光・レーザ各界からの講演
に耳を傾けました。荒川泰彦機構長も「量子ドットがもたらす光技術の新展開」と題
して、量子ドットレーザの実用化に加え、近年、量子ドットの展開としてシリコンフ
ォトニクス用光源や量子情報素子の重要な素子、さらにはナノ光共振器と量子ドット
の結合系が共振器量子電気力学効果の新たなプラットフォームとして期待されるなど、
量子ドットの新しい応用展開を含めて講演しました。

┌──────────────────────────────────
6【会議紹介】●関連会議・行事を紹介します
└──────────────────────────────────
★7月4日(火)−7日(金)「24th International Workshop on Active-Matrix Flatpanel Displays and Devices(AM-FPD17)」(@Ryukoku University Avanti Kyoto Hall, Kyoto, Japan)
http://www.amfpd.jp/

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★7月9日(日)−14日(金)「18th International Conference on Physics of Light-Matter Coupling in Nanostructures(PLMCN18)」(@Wurzburg, Germany)
https://www2.uni-wuerzburg.de/plmcn18/

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

★7月25日(火)−28日(金)「International Conference on Metamaterials, Photonic Crystals and Plasmonics(META 2017)」(@Songdo Convensia, Incheon – Seoul, South Korea)
http://metaconferences.org/ocs/index.php/META17/META14#.WE-lPea7qUm

*************************************
■【編集後記】3寒4温が続きましたが、ようやく桜の季節を迎えました。昨今、あら
ゆる分野に人工知能(AI)を応用するニュースが席巻しています。IBMのスパコンで
あるディープ・ブルーがチェスの世界王者を破ったのが1997年。まだまだ先といわれ
てきた囲碁の世界最強プロを破ったのが、グーグルグループのAIであるアルファ碁。
2015年のことで、一躍AIが注目された契機になったと記憶も新しいと思います。いま
やすでにAIはあらゆるビジネスの源泉に成長しているといえるでしょう。AIに加えて
今度はIBMが3月初旬に量子コンピューターの商用化計画をアナウンスしました。量子
コンピューターのサービスを同社のクラウド上で提供するというもので、時代の確実
な変化を感じます。これまで量子コンピューターといえば、カナダのD-WAVEが先行し、
Google等も取りざたされていましたが、IBMも商用化に乗り出すことで、量子コンピュ
ーターも俄然、熱くなる様相です。AIのように一気に開花ということになるのでしょ
うか。(O)
┌──────────────────────────────────
■発行:東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
├ http://www.nanoquine.iis.u-tokyo.ac.jp/
└──────────────────────────────────